来季からメジャーリーグでは、時間短縮を目的として、ピッチクロックが導入される。同ルール施行後は、投手の場合、走者なしで15秒、走者がいるケースは20秒以内に投球動作を始めなければならず、これを超えた場合は1ボールがカウントされる。一方で打者は残り8秒より前に打席に入らないと1ストライクが与えられる。
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無論、試合展開に大きく影響を及ぼすであろうこの新ルールは、同時に発表されたベースサイズの変更や、極端な守備シフトが禁止となったため、選手、ファンにとって来季、大きな関心事となるのは間違いない。牽制球にも大幅な制限が授けられるなど、特に投手側が配慮する部分が大きいと予想されているだけに、当面、各チームのピッチャーは神経を使うと予想される。
もちろん、ファンにとっては本格的な二刀流として3シーズン目を迎える大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のマウンド姿も大いに気になるところだ。先発投手を務めながら、主力打者として打席に立つ日本人スターも、新ルールへの適応が求められるのは言うまでもない。
そんななか、米専門サイト『FanNation』が、現地時間12月25日に配信した記事では「ミナシアンGM、ピッチクロックがショウヘイ・オオタニに影響を与えるとは考えていない」と報道。大谷にはピッチクロックへの対応は問題無いと太鼓判を押すペリー・ミナシアンGM(エンジェルス)のコメントを紹介した。
同サイトは、記事内で「ミナシアンは、ピッチクロックについて、オオタニや他の日本人投手がMLBにやってくる際にどのような影響を与える可能性があるのかを尋ねられた」と記述。その答えとして以下のように語ったとしている。
「ショウヘイとほとんどの日本の投手は、確かな準備ができており、あらゆる細部に気を配り、調整を加えるほど熱心に取り組んでいる。彼らのピッチクロックへの対応については心配していない」
また、同メディアも大谷について「アメリカのプレースタイルに問題なく順応していることを証明した。2023年にゲームをスピードアップしなければならないのであれば、彼は来シーズン、誰よりもうまくアジャストしていくことだろう」と綴っている。
大谷の適応能力への評価の高さが伝わる今回のトピック。メジャー6シーズン目で迎える新たなルールにも問題なく対応し、これまで以上に人々を魅了するプレーをみせてくれると期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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無論、試合展開に大きく影響を及ぼすであろうこの新ルールは、同時に発表されたベースサイズの変更や、極端な守備シフトが禁止となったため、選手、ファンにとって来季、大きな関心事となるのは間違いない。牽制球にも大幅な制限が授けられるなど、特に投手側が配慮する部分が大きいと予想されているだけに、当面、各チームのピッチャーは神経を使うと予想される。
もちろん、ファンにとっては本格的な二刀流として3シーズン目を迎える大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のマウンド姿も大いに気になるところだ。先発投手を務めながら、主力打者として打席に立つ日本人スターも、新ルールへの適応が求められるのは言うまでもない。
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大谷の適応能力への評価の高さが伝わる今回のトピック。メジャー6シーズン目で迎える新たなルールにも問題なく対応し、これまで以上に人々を魅了するプレーをみせてくれると期待したい。
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