プロ野球

「打撃の達人が不参加に」柳田悠岐のWBC欠場報道に韓国メディアも反応! 侍Jへの影響を指摘「技量に疑いの余地はなかった」

THE DIGEST編集部

2023.01.09

ソフトバンクの優勝と自身の成績向上のために、WBC不参加を決めたとされる柳田。その報道は海を越えた話題となっている。(C)THE DIGEST

 去る1月6日、今年3月に開催されるワールドベースボールクラシック(WBC)に向けた日本代表メンバー12名が先行発表された。「世界一になります」と語った栗山英樹監督によって選出された選手たちは、いずれも球界屈指のタレント揃い。3大会ぶりの優勝も期待させる陣容となっている。
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 もっとも、WBCの登録人数は30人となっており、残りのメンバーは未確定のまま。「じっくり選びたい」と語る61歳の指揮官が、熟考の末に誰を侍ジャパンの一員とするのかは大いに興味深いところだ。

 そうしたなかで一部メディアでは、ソフトバンクの柳田悠岐が代表入りを辞退する意向を示したと報じられた。理由は今シーズンでの成績向上に集中するためだという。

 現在34歳の柳田は、117試合に出場した昨季は、打率.275、24本塁打、79打点、OPS.829とやや成績が低迷。怪我による離脱の影響もあったが、シーズン最終戦でオリックスに逆転優勝を許した悔しさと責任から代表辞退を選択したと考えられる。
 
 代表選出の有力候補と見られているラーズ・ヌートバー(カーディナルス)を含めても、現代表の外野陣は近藤健介(ソフトバンク)、鈴木誠也(カブス)などタレントは揃っている。とはいえ、だ。やはり21年の東京五輪で日本の金メダル獲得に貢献したベテランスラッガーの欠場は小さくない驚きであり、戦力ダウンは否めないか。

 無論、柳田欠場の一報は海外メディアでも取り上げられている。日本と1次ラウンドで対戦する韓国のポータルサイト『My Daily』は「日本の打撃の達人がWBC不参加を決断したようだ」と伝えた。さらに昨年にKBOリーグのMVPに輝いたイ・ジョンフの「お手本とする憧れの存在だ」と紹介したうえで、次のように続けた。

「彼の残した数字は決して悪くはないものだった。それでも柳田は例年に比べて落とした自身の成績に満足が出来ずに栗山監督に代表辞退を伝えたようだ。彼は日本の東京オリンピックでの金メダル獲得で、大きな原動力となった男だ。その技量に疑いの余地はなかっただけに驚きである」

 2月17日からスタートする宮崎合宿から大会本番まで、強化試合を6試合も組んでいる栗山ジャパン。攻守での貢献が期待でき、レギュラークラスの一角と考えられていた柳田の穴をいかにして埋めていくのかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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