侍ジャパン

「とても光栄」ヌートバーが地元紙にWBCへの思いを激白!大谷翔平通訳からの侍ジャパン打診の秘話明かす「興味はあるか」

THE DIGEST編集部

2023.01.13

侍ジャパン内定のヌートバー(左)は地元紙に代表入りのきっかけは大谷翔平の通訳を務める水原(一番右)氏からのDMだったと明かす。(C)Getty Iamges

 侍ジャパン入りのキッカケは、稀代の二刀流を支える通訳が関わっていた。

 今年3月に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表メンバー入りが内定しているセントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーが現地12日、地元紙『St.Louis Post-Dispatch』電子版の独占インタビューに応じ、侍ジャパン参戦への思いを語っている。
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 ヌートバーは昨シーズン、ハリソン・ベイダー(ニューヨーク・ヤンキース)の放出で空いた外野陣のなかで台頭すると、パンチ力と選球眼を兼ね備えた強肩強打の外野手としてカーディナルスのレギュラーを掴むと、108試合に出場し打率.228、14本塁打、40打点、出塁率.340、OPS.788をマーク。守備面でも好守で危機を救うなど、チームの3年ぶりナ・リーグ中地区優勝、4年連続のプレーオフ進出に貢献した。

 そんな彼に侍ジャパン入りの話を持ち掛けたのは、メジャーリーグ(MLB)でも二刀流の異彩を放つ大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の通訳を務める水原一平氏だった。

 同氏はヌートバーに、インスタグラムにダイレクトメッセージを投稿した。その内容は、「侍ジャパンでプレーすることに興味はあるか」というものだった。メッセージに対し「ええ、興味がありました」とヌートバーは地元紙に明かし、「(WBCは)大変な環境であり、本当にエキサイティングな競争になる。最初から重要な試合で9イニングをプレーし、日本のためにプレーすることになるんだ。待ち切れないよ」と大谷や他の侍メンバーと一緒に世界一を目指すことに胸を躍らす。
 
 彼の母親クミさんは埼玉県の東松山市で育った。日本からの要請に応じる決意を見せた25歳は子供の頃に日本と母親の実家を訪れており、日本に家族が集まる新たな理由を作れることを「とても光栄だ」と語っている。ヌートバーは「日本という国を代表することは、信じられない。母にも、母方の家族にも、とても感謝しています」と日の丸を背負ってプレーできることを家族に感謝している。

 侍ジャパンを率いる栗山英樹監督は共同インタビューでヌートバーを「日本の野球にとって大きな第一歩」と呼び、大きな期待をかけている。彼自身も「早い段階で自分の武器をテストしなければならない。そうすれば、いくつかストロングポイントが見られるはずだ」と栗山監督へ実力を存分にアピールするため、エンジン全開で取り組むことを誓う。

 日本のDNAを持つヌートバーは、はたして侍ジャパンの起爆剤となりえるのか。大谷ら日本人メジャーリーガーとともに、大きな注目が注がれるであろう25歳に興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部

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