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筒香嘉智、崖っぷちからの再起へ! 米メディアがレ軍とのマイナー契約を読み解く「MLBでは一瞬の閃光を見せただけ」

THE DIGEST編集部

2023.01.16

メジャーで活躍する可能性に懸けてレンジャーズとマイナー契約を締結した筒香。現地メディアでは期待と懸念の声が広まっている。(C)Getty Images

 崖っぷちからの再起へ。31歳のサムライがメジャーでの挑戦を続ける。

 現地1月15日にテキサス・レンジャーズは、ブルージェイズ傘下からFAとなっていた筒香嘉智とのマイナー契約締結を発表。アリゾナ州サプライズで行なわれる春季キャンプに招待選手として参加する見込みとなった。

 メジャー移籍から3年目の昨季は不振に喘いだ。

 21年8月に契約を締結していたパイレーツと改めて1年のメジャー契約を結んだ筒香だったが、開幕直後から腰痛に悩まされて苦戦。50試合で打率.171、2本塁打、19打点と精彩を欠き、8月にDFA(事実上の戦力外)となった。その後、ブルージェイズにマイナー契約で入団。3Aで38試合に出場し、打率.301、7本塁打、30打点、OPS.942と格の違いを見せつけたが、メジャー昇格はならなかった。
 
 一部では日本球界への復帰も囁かれた。それでもメジャーにこだわりぬいた筒香は、マイナー契約ながらレンジャーズで挑戦を続ける権利を得た。

 もっとも、筒香も決して若くはない。それだけに現地メディアではシビアな声も目立っている。米球界をはじめとするあらゆる移籍情報を発信する専門サイト『MLB Trade Rumors』は「NPBで評価の高いスラッガーだったツツゴウだが、MLBでは一瞬の閃光を見せただけで、通算成績は打率.197、出塁率.291、OPS.339だ」と辛辣な意見を寄せている。

 一方で期待が全くないわけではない。同メディアは、昨年における同球団のレフトのランキングが「メジャー30球団で最下位だった」と言及。そのうえで「チームはツツゴウを不安定なポジションのオプションのひとつとして考えているかもしれない」と指摘。日本時代に馴染みのあった外野手としての可能性を説いた。

 渡米後5球団目となるチームで、筒香はどこまでやれるのか。来る春季キャンプでは、首脳陣に実力をアピールできるかに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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