1月26日、来る3月8日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表メンバー30人が発表された。
【動画】球史に名を刻み、世界を驚かせた13者連続奪三振! 佐々木朗希の163キロシーンをチェック
ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)と過去最多5人のメジャーリーガーの選出が大きな話題となっている今大会の代表選考。そのなかで国内組において最も注目を集めているは、やはり佐々木朗希(ロッテ)になるだろう。
プロ3年目の昨季は飛躍の1年となった。4月10日のオリックス戦で28年ぶりとなる完全試合を達成。さらに続く登板試合でも降板する8回までパーフェクトという快投を見せ、多くのファンを驚かせた。もしも、2試合連続の完全試合となれば、まさに空前絶後の大記録であった。
その後は首脳陣の意向から疲労を考慮され、ローテーションを飛ばしながらの起用になり、惜しくも規定投球回到達と2桁勝利は逃した。だが、9勝4敗、防御率2.02という成績は見事というほかにない。
さらに1イニングあたりの被安打+与四球で示す指標「WHIP」は、先発投手であれば、「1.00」を下回れば超一流と言われているが、昨年の佐々木は0.80をマーク。これは両リーグで100イニング以上を投げた投手ではダントツの数字である。また、奪三振力も驚異的で、173は両リーグを合わせても山本由伸(オリックス)の205に次ぐ2番目の数字となっている。
また、奪三振率は異彩を放つ12.04を叩き出しているが、2年連続5冠達成を果たした山本が9.56であることを考えるといかに圧倒的かがよく分かるだろう。ちなみに完全試合を達成した試合でマークした13者連続奪三振はプロ野球新記録であり、メジャーでも例のない大記録だ。
無論、これだけの力があれば、WBCでも投手陣の中心としての働きを期待したいところだが、一方で不安要素を指摘する声があるのも確かだ。その大半は体力面とコンディショニングである。昨年も5月までは圧倒的な投球を見せていた佐々木だが、オールスター明けの8月の4登板で2勝2敗、防御率4.44と大きく成績を落としている。9月以降は数字的には再び持ち直しているものの、シーズン序盤ほど相手を圧倒するような投球は見られなかった。
プロ1年目に実戦登板を回避して体力作りに費やし、その後も休みを挟みながら“重宝”されてきた。ゆえにシーズン開幕前の3月にコンディションのピークを持ってくるのは、佐々木の将来を考えても「危険だ」という考えは十分に理解できる。
では、そんな佐々木をどう起用するのが、「世界制覇」を掲げる侍ジャパンにとってはベストなのだろうか。
【動画】球史に名を刻み、世界を驚かせた13者連続奪三振! 佐々木朗希の163キロシーンをチェック
ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)と過去最多5人のメジャーリーガーの選出が大きな話題となっている今大会の代表選考。そのなかで国内組において最も注目を集めているは、やはり佐々木朗希(ロッテ)になるだろう。
プロ3年目の昨季は飛躍の1年となった。4月10日のオリックス戦で28年ぶりとなる完全試合を達成。さらに続く登板試合でも降板する8回までパーフェクトという快投を見せ、多くのファンを驚かせた。もしも、2試合連続の完全試合となれば、まさに空前絶後の大記録であった。
その後は首脳陣の意向から疲労を考慮され、ローテーションを飛ばしながらの起用になり、惜しくも規定投球回到達と2桁勝利は逃した。だが、9勝4敗、防御率2.02という成績は見事というほかにない。
さらに1イニングあたりの被安打+与四球で示す指標「WHIP」は、先発投手であれば、「1.00」を下回れば超一流と言われているが、昨年の佐々木は0.80をマーク。これは両リーグで100イニング以上を投げた投手ではダントツの数字である。また、奪三振力も驚異的で、173は両リーグを合わせても山本由伸(オリックス)の205に次ぐ2番目の数字となっている。
また、奪三振率は異彩を放つ12.04を叩き出しているが、2年連続5冠達成を果たした山本が9.56であることを考えるといかに圧倒的かがよく分かるだろう。ちなみに完全試合を達成した試合でマークした13者連続奪三振はプロ野球新記録であり、メジャーでも例のない大記録だ。
無論、これだけの力があれば、WBCでも投手陣の中心としての働きを期待したいところだが、一方で不安要素を指摘する声があるのも確かだ。その大半は体力面とコンディショニングである。昨年も5月までは圧倒的な投球を見せていた佐々木だが、オールスター明けの8月の4登板で2勝2敗、防御率4.44と大きく成績を落としている。9月以降は数字的には再び持ち直しているものの、シーズン序盤ほど相手を圧倒するような投球は見られなかった。
プロ1年目に実戦登板を回避して体力作りに費やし、その後も休みを挟みながら“重宝”されてきた。ゆえにシーズン開幕前の3月にコンディションのピークを持ってくるのは、佐々木の将来を考えても「危険だ」という考えは十分に理解できる。
では、そんな佐々木をどう起用するのが、「世界制覇」を掲げる侍ジャパンにとってはベストなのだろうか。
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