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「融通をきかせてくれました」ダルビッシュ優遇対応に韓国で議論勃発!同僚キム・ハソンが3月に代表合流する理由?

THE DIGEST編集部

2023.02.02

WBCの日本代表ダルビッシュ(左)と韓国代表のキム・ハソン(右)の代表合流時期が違うようだ。(C)Getty Images

WBCの日本代表ダルビッシュ(左)と韓国代表のキム・ハソン(右)の代表合流時期が違うようだ。(C)Getty Images

 来月に開幕を控えるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。1次ラウンドで対戦する韓国では、ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)の代表合流時期に不満の声が挙がっている。
 
 事の発端は、1月31日にダルビッシュがツイッターで呟いたコメントだ。36歳の右腕は、「宮崎キャンプの初日から行きます」と宣言したうえで、「自分の場合はベテランであるためパドレスが融通をきかせてくれました」と球団の配慮があったことを明かしたのだ。

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 この報告に韓国メディアは憤りを覚えたようだ。というのも、17日から宮崎キャンプに合流するダルビッシュに対し、同僚であり韓国代表に招集されているキム・ハソンは3月まで母国のチームに加われないのだ。これには「なぜダルビッシュがいいのに、キム・ハソンは駄目なのか…」という議論が勃発した。

 実は、今季から3つの新ルールが導入されることになっている。極端な守備シフトの禁止に加え、ベースの拡大、さらに走者なしで15秒、走者がいるケースは20秒以内に投球動作を始めなければない「ピッチクロック」という変更がある。選手はこれに伴い、調整しなければならないのだ。
 
 韓国メディア『SPOTV NEWS』によれば、ボブ・メルビン監督は「新ルールが試合にどう影響するか、まだ分からない。あらゆる想定をしても、起こるとは限らない。実際にやってみて、どう物事が変わるかを見ないといけない。それが春季キャンプなんだ」と意図を説明したうえで、こう続けた。

「ダルビッシュはベテランであることに加え、先発投手の資質を備えている。先発投手はキャンプで十分なイニングを投げないといけない。だけどダルビッシュはあまり心配ない」

 遊撃手のキム・ハソンにとって、「極端な守備シフトの禁止」というルール変更により、チームから離れられないのだろう。合流時期は違えど、それぞれの場所でベストを尽くすしかなさそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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