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プロ野球

根尾昴、石川昂弥…中日二軍キャンプは若手有望株が目白押し! 一軍メンバーを脅かすのは誰だ?

岩国誠

2023.02.03

ともに二軍スタートとなった根尾(左)と石川(右)。巻き返しを期す中日のキーマンとなり得るか。写真:岩国誠

ともに二軍スタートとなった根尾(左)と石川(右)。巻き返しを期す中日のキーマンとなり得るか。写真:岩国誠

 去年、リーグ最下位に終わった中日ドラゴンズ。2年目を迎えた立浪監督の元、今年も沖縄・北谷町での一軍キャンプがスタートした。今季新たに就任した和田一浩打撃コーチの熱血指導や、楽天から新加入の涌井秀章が初日からブルペン入りするなど、今年も話題に事欠かない。

【動画】昨季、王者ヤクルトを相手に中日が勝ち越しを決めた試合をチェック!
 しかし、去年の北谷キャンプで注目を集めた根尾昂や石川昂弥の姿は見当たらない。今年ドラフト1位で入団した仲地礼亜を含め、今シーズン活躍が期待される多くの若手選手たちの姿は、二軍キャンプ地・読谷村にあった。

 キャンプ初日となった2月1日。一軍キャンプ地・北谷町での集合写真撮影が終わると二軍スタートの選手たちはバスに乗り込み読谷町へ移動。到着後の歓迎セレモニーでは、片岡篤史二軍監督と地元出身のルーキー・仲地が記念品を受け取った。

 一軍から遅れること約30分。10時35分にウォーミングアップがスタート。去年7月に左膝前十字靭帯の再建手術を受けた石川と左膝を手術している石橋康太は別メニューとなったが、投手として初めてのキャンプインとなった根尾や、ルーキーの仲地、トミー・ジョン手術から実戦復帰を目指す梅津晃大や、岩嵜翔など、全選手がグラウンド上で約40分間、しっかり体を動かした。

 その後、投手野手合同でのベースランニングへ移行するが、別メニューの石川は球団スタッフと共に通称「鳥かご」と呼ばれるスペースでの打撃練習へ。置きティー、ホームベースより1メートルほど前の位置でのマシン打撃、カーブマシン打ち、正面トスのティー打撃など約1時間、バットを振り込んだ。

 右打者の石川が、打ち出すときに踏み出すのが左足。手術した左膝の状態が気になるところだが「テーピングはしていますが大丈夫です。打つことは(自主トレから)変わらずしっかりできています」と不安はない。むしろ新たに背負った背番号”25”の方が気がかりのようだ。

「まだまだ実感が湧かないですね。ここから馴染んでくると思いますし、(みなさんにも)これから馴染んでもらいたいです」

 球団スタッフからも「誰?チョー違和感あるわ」と冷やかされ、照れ笑いを浮かべていた石川。この日は簡単なゴロのノックを受けたあと、膝の状態についてスタッフとヒアリングを行う姿も見られるなど、実戦復帰へ着実に段階を踏んでいる。まずは、ここ読谷で万全な状態を取り戻し、夢半ばに終わったレギュラー獲りを狙う。
 
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