ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は今季、メジャー6年目のシーズンを迎える。2018年に海を渡ってからも「二刀流」は進化を続け、昨季は投手、打者の両方で規定数をクリアするという偉業も成し遂げるなど、驚愕の身体能力はまさに、米球界トップクラスを誇る。今季もレギュラーシーズンや来月に開催が迫るワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でもハイパフォーマンスが期待されている。
【動画】大谷が足で魅せた!米識者も惚れ惚れするほどの見事な走塁をチェック その中で、米メディアでは日本人スターに対し、プレーヤーとしてさらなる向上を望むトピックが配信されており、エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』では大谷の走力、メジャーでの盗塁数にフォーカス。走塁面を「2023年の改善点」と指摘している。
同メディアは「打撃だけ、あるいは投球だけに限定すればエリート選手だが、我々は彼が両方をこなすのを見ることができてとても幸運だ」と代名詞である二刀流を称えており、「ショウヘイ・オオタニのプレーはこのままでもほぼ完璧だが、ひとつだけ小さな欠点があり、それを改善できればさらに良くなるはずだ」と主張。続けて「もし彼が盗塁でも相手の脅威となることが出来れば、彼はさらに別のレベルに到達することになる」と記している。
その上で、大谷のスプリントスピード(最大スピードのときに1秒当たり何フィート進むかという指標)がメジャートップクラスであると説明しながら、盗塁記録に言及。「オオタニは最初の3シーズンでの盗塁数が29個。その後、2021年だけで26個を記録したが、失敗は10回でリーグトップ。2022年には盗塁数が一気に減って11個、盗塁死は9回だった」
これらの数字について「この結果は特にオオタニのようなスピードのある選手では決して思わしくない数字だ。彼が30盗塁する必要はないが、より効率的に盗塁できれば、エンジェルスは利益を得ることができるだろう」と見解を示している。
加えて、今季はピッチクロックやベースサイズの変更も盗塁に有利に働くと見込みを述べながら「彼は明らかにこのゲームで最高の選手だ。盗塁の精度を高められれば、走塁面でもエリートとなれるだろう」として、盗塁数増加への期待を綴っている。
これまでも次塁への高い意識は見せてきているものの、記事では大谷に対し、数字としてさらに高めることを求めているようだ。2023年、その高い身体能力は盗塁の場面でもさらに発揮されるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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その上で、大谷のスプリントスピード(最大スピードのときに1秒当たり何フィート進むかという指標)がメジャートップクラスであると説明しながら、盗塁記録に言及。「オオタニは最初の3シーズンでの盗塁数が29個。その後、2021年だけで26個を記録したが、失敗は10回でリーグトップ。2022年には盗塁数が一気に減って11個、盗塁死は9回だった」
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