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「オオタニは後退する」米メディアが“メジャーMVP”を予想! 大谷翔平らの陰に隠れたア軍主砲に同情の声「怪物的な1年が忘れ去られた」

THE DIGEST編集部

2023.02.18

昨季リーグMVP最終候補にノミネートされた大谷(右)、アルバレス(中)、ジャッジ(左)。今季もMLBで注目すべき存在であることは間違いない。(C)Getty Images

 果たして今季は、どのようなシーズンとなるのだろうか。現地時間3月30日に開幕するメジャーリーグに向け、早くも各メディアでは様々な予測が立てられている。

 現地時間2月18日には、米スポーツサイト『ClutchPoints』が、「2023年シーズンのヒューストン・アストロズに関する3つの大胆予想」と題した特集記事を掲載。そのなかで取り上げられているトピックの1つでは、「ヨーダン・アルバレスが、アメリカン・リーグMVPを受賞するだろう」との見解が示された。

 135試合に出場した昨季に打率.306、37本塁打、97打点を記録し、シルバースラッガー賞のア・リーグDH部門に選ばれたアルバレス。MVP投票でも、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に次ぐ3位という高評価を得ており、今季も注目すべき存在なのは間違いない。

 こうした驚異のパフォーマンスをふまえ、同サイトは、ジャッジと大谷を巡る昨季のMVP論争によって、「アルバレスの怪物的な1年が忘れ去られてしまった」と指摘。「彼らが記録破りのシーズンを送っていなければ、MVPの栄冠を本気で狙えていたかもしれない」と続けており、そのポテンシャルに大きな期待を寄せている。
 
 また、今季に向けて「ジャッジ、オオタニがやや後退するはず」と記すと、「これは、彼らを悪く言っているのではなく、むしろ昨季の素晴らしい活躍を示すものだ」と言及。「おそらくジャッジが、また62本塁打を打つことはないだろう。オオタニも、数字に若干の落ち込みがあるに違いない」と続け、最後は次のように結論付けられた。

「アルバレスが2023年シーズンも狂気じみた活躍を続けられれば、アストロズにまた新たなMVP候補が誕生するかもしれない」

 今季も様々なドラマが期待されるメジャーリーグ。あらゆるメジャー記録を塗り替えてきた大谷のパフォーマンスを含め、選手たちの躍動する姿が今から楽しみでならない。

構成●THE DIGEST編集部

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