1年半ぶりのメジャーのマウンドへ。男は着実に復活の階段を上っている。
ミネソタ・ツインズの前田健太が米国フロリダ州フォート・マイヤーズのスプリングキャンプで精力的に汗を流している。現地20日の練習ではキャッチボールや守備練習で軽快な動きを見せ、前日には実戦形式の練習で登板。2021年9月に右肘じん帯再建の手術、いわゆる“トミー・ジョン手術”の影響を感じさせない好投を見せ、復活の兆しを見せた。
34歳の日本人右腕は、果たして今季復活するのか。現地メディアも大きな興味を示しているようだ。米放送局『CBS Sports』のマイク・アクシサ記者は「大ケガから復帰したMLB選手の中で、最も価値のある選手ランキング」と題した記事を配信。今シーズン復帰を期待する選手に、前田の名を挙げている。
同記者は「今年、大ケガから復帰予想される選手の中で、チームの優勝争いに貢献し、ポストシーズン争いの要因に絡む選手を予想した」と説明。予想リストの中に、2021年ツインズの開幕投手を務めた前田が連ねた。
記事によると「3年前、ケンタ・マエダはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞最終候補に入っていた」と、2020年2月にロサンゼルス・ドジャースからツインズにトレードされてから、エース級の活躍を見せていた前田の活躍に触れ、「その後、足と肘の違和感を抱えながら2021年は低迷。結局、その年の9月にマエダはトミー・ジョン手術を受けた」と不振から手術に踏み切ったことを記している。
そして、「彼は昨シーズンをリハビリに費やし、9月に登板する可能性もあったが、優勝争いからチームが脱落した時点で無理をしないことを選択。スプリングトレーニングでは、ここまでフル回転している」と、焦らずケガの状態と向き合ったことが、今キャンプ好調の要因につながっているとアクシサ記者は言及している。
同記者は「ツインズには真のエースがいない一方で、非常に優れたスターターを中心にローテーションを構築している」としたうえで、「マエダが新しい肘のじん帯でエース級のピッチングが1年目からできるかどうか分からないが、彼のいない先発ローテーションは考えられない。昨年よりかは遥かに良くなるだろう」と前田の復帰を歓迎。先発ローテーションの戦力として、計算できる選手だと指摘している。
前田の復帰シーズンは、はたしてどんな1年になるのか。シーズンを棒に振った昨年の悔しさを晴らすピッチングを大いに期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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同記者は「今年、大ケガから復帰予想される選手の中で、チームの優勝争いに貢献し、ポストシーズン争いの要因に絡む選手を予想した」と説明。予想リストの中に、2021年ツインズの開幕投手を務めた前田が連ねた。
記事によると「3年前、ケンタ・マエダはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞最終候補に入っていた」と、2020年2月にロサンゼルス・ドジャースからツインズにトレードされてから、エース級の活躍を見せていた前田の活躍に触れ、「その後、足と肘の違和感を抱えながら2021年は低迷。結局、その年の9月にマエダはトミー・ジョン手術を受けた」と不振から手術に踏み切ったことを記している。
そして、「彼は昨シーズンをリハビリに費やし、9月に登板する可能性もあったが、優勝争いからチームが脱落した時点で無理をしないことを選択。スプリングトレーニングでは、ここまでフル回転している」と、焦らずケガの状態と向き合ったことが、今キャンプ好調の要因につながっているとアクシサ記者は言及している。
同記者は「ツインズには真のエースがいない一方で、非常に優れたスターターを中心にローテーションを構築している」としたうえで、「マエダが新しい肘のじん帯でエース級のピッチングが1年目からできるかどうか分からないが、彼のいない先発ローテーションは考えられない。昨年よりかは遥かに良くなるだろう」と前田の復帰を歓迎。先発ローテーションの戦力として、計算できる選手だと指摘している。
前田の復帰シーズンは、はたしてどんな1年になるのか。シーズンを棒に振った昨年の悔しさを晴らすピッチングを大いに期待したい。
構成●THE DIGEST編集部
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