ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プールBの第2戦が東京ドームで行なわれており、侍ジャパンは韓国代表と戦っている。
試合は3回に韓国が3点を先制するが、侍ジャパンはその裏、ラーズ・ヌートバーと近藤健介の1、2番コンビが連続タイムリーで1点差に迫ると、1死満塁の場面で5番・吉田正尚がセンターへタイムリー安打を放ち、侍ジャパンが4対3と逆転した。
勢いに乗った侍打線は5回にも2点を追加し、6対3とする。6回にパク・コンウのソロホームランで1点を返されるが、その裏、侍ジャパンはまたも下位打線がつながり無死満塁の絶好のチャンス。2番・近藤が四球を選び、押し出しで1点を追加すると、打席に大谷翔平が入ったところで、韓国はたまらずピッチャーをキム・ウォンジュンに交代する。
球場全体の視線が背番号16に注がれた注目の第4打席。大谷は初球のフォークをすくい上げ、ライト前に運ぶタイムリー安打で打点をマークすると、塁上で雄叫びを上げ、”ペッパーミル”パフォーマンスをベンチに送った。結局、この回は大量5得点を挙げ、侍ジャパンは11対4とした。
初対戦の投手で、しかも落ちる球を初球からバットを振り抜いた大谷のバッティングにテレビ中継した『TBS』で解説を務めている内川聖一氏は「狙いも打ち方も完璧」と絶賛した。
続けて、「難しい高さでしたけど、うまくバットを当ててますね」とセ・パ両リーグで首位打者に輝き、通算2186安打を放ったNPB屈指のバットマンもうなるバットコントロールに「次元が違いますね。僕らとは見てる景色が違います」と感嘆の声を漏らした。
打線が爆発し、二桁得点を記録した侍ジャパン。宿命のライバル・韓国に地力の差を見せている。
構成●THE DIGEST編集部
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勢いに乗った侍打線は5回にも2点を追加し、6対3とする。6回にパク・コンウのソロホームランで1点を返されるが、その裏、侍ジャパンはまたも下位打線がつながり無死満塁の絶好のチャンス。2番・近藤が四球を選び、押し出しで1点を追加すると、打席に大谷翔平が入ったところで、韓国はたまらずピッチャーをキム・ウォンジュンに交代する。
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