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プロ野球

【2019主力選手通信簿・日本ハム】有原がついに完全開花。主力野手陣の評価は軒並み…

出野哲也

2019.12.07

有原は入団5年目でついに完全開花。15勝を挙げて最多勝のタイトルに輝いた。写真:徳原隆元

有原は入団5年目でついに完全開花。15勝を挙げて最多勝のタイトルに輝いた。写真:徳原隆元

 2019総括と平行して、全12球団の主力選手の一年を5段階(A~E)の通信簿形式で振り返っていく。成績だけでなく各選手の期待値込みで採点しているので、みなさんも想像しながら読み進めてほしい。
※A=よくできました、B=まずまずです、C=可もなく不可もなく、D=がんばりましょう、E=もっとがんばりましょう

    ◆    ◆    ◆

【投手】
★投のMVP★
●有原航平
[試合]24 [勝敗]15-8 [防御率]2.46
[投球回]164.1 [奪三振]161
評価:よくできました(A)
入団5年目でついに素質に見合う成績を収めた。24先発すべてで6イニングを投げきり、7回以上&自責点2以下が13試合と内容の伴った最多勝。金子直伝のチェンジアップが猛威を振るった。

●金子弌大
[試合]26 [勝敗]8-7 [防御率]3.04
[投球回]109.2 [奪三振]75
評価:まずまずです(B)
前半戦は中継ぎやショートスタートなど起用法が一定せず、持ち味を発揮できなかったが後半戦は5勝2敗、防御率1.89と本来の姿を取り戻した。古巣オリックス戦は5勝0敗、0.49、35イニング連続無得点とカモにした。

●加藤貴之
[試合]26 [勝敗]5-7 [防御率]3.52
[投球回]92.0 [奪三振]70
評価:まずまずです(B)
1巡目はしっかり抑えるとの評価で、ショートスターターとして多用され、21先発はチーム2位。5月31日のオリックス戦は7回まで無安打だったが、山足達也にヒットを浴びて“令和初ノーヒッター”は逃した。

●上沢直之
[試合]11 [勝敗]5-3 [防御率]3.15
[投球回]71.1 [奪三振]64
評価:可もなく不可もなく(C)
初の開幕投手を任され、6月中旬まで10先発で5勝。だが18日のDeNA戦で打球を左ヒザに受けヒザ蓋骨を骨折し、無念のシーズンエンド。自身にとってもチームにとっても痛すぎる離脱だった。
 
●杉浦稔大
[試合]14 [勝敗]4-4 [防御率]3.74
[投球回]65.0 [奪三振]50
評価:まずまずです(B)
一軍登録され先発→翌日抹消のサイクルを繰り返して14先発。4月23日の楽天戦は5回パーフェクトで降板して物議を醸した。対パ・リーグ球団は防御率2.65と好投も、交流戦は7.1回10失点と炎上。

●玉井大翔
[試合]65 [勝敗]2-3 [ホールド]11
[防御率]2.61 [投球回]62.0 [奪三振]34
評価:よくできました(A)
65登板はチーム最多。ショートスタート後の2番手から緊急リリーフまで、ありとあらゆる状況で起用されての防御率2.61は立派の一言で、本塁打も1本しか打たれなかった。

●石川直也
[試合]60 [勝敗]3-2 [セーブ]5
[防御率]3.31 [投球回]54.1 [奪三振]75
評価:まずまずです(B)
昨年は19セーブを挙げたが、今季は開幕早々クローザーを剥奪され中継ぎに“降格”。奪三振率は12.42の高率で、好調時は完璧に封じるが、いったん歯車が狂うと修正の利かない場面が目立った。

●公文克彦
[試合]61 [勝敗]2-0 [ホールド]17
[防御率]3.96 [投球回]52.1 [奪三振]31
評価:まずまずです(B)
自己最高の61登板も、過去2年間と比べると投球内容は不安定。昨年3.71だったK/BBは1.72と半分以下に下がってしまった。それでも、求められた左封じは打率.191としっかり役割を果たした。

●秋吉亮
[試合]53 [勝敗]0-5 [ホールド]7
[防御率]2.96 [投球回]51.2 [奪三振]48
評価:まずまずです(B)
トレード加入1年目は石川に代わってクローザーで起用され、肉離れでの登録抹消はあったが自己最多の25セーブ。ただ、疲労のせいか、8月以降は16試合で防御率7.07と調子を落とした。

●宮西尚生
[試合]55 [勝敗]1-2 [ホールド]43
[防御率]1.71 [投球回]47.1 [奪三振]51
評価:よくできました(A)
12年連続50登板以上。ただ数をこなしただけでなく内容も秀逸で、奪三振数は8年ぶりに投球回数を上回り、43ホールドは自己最多、2年連続3度目の最優秀中継ぎ賞も受賞した。
 

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