ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）のプールA最終戦が３月12日に行なわれ、オランダはイタリアと台中インターコンチネンタルで対戦。１対７で敗れ、１次ラウンドで姿を消した。

　勝てば首位突破だった。ただ、ヤクルト・スワローズで長年活躍し、NPBシーズン歴代最多ホームラン記録（60本）を持つウラディミール・バレンティンは、ひとりマルチ安打と気を吐くも、打線が繋がらず。守っては４回の大量６失点が響き、完敗。世界ランキングでも実績でも大きく下回る伏兵に金星を献上した。

　まさかの敗退となったが、ヨーロッパの雄は“団体芸”で確かな爪痕を残した。殊勲のホームランを打った選手をベンチで迎える際に、サッカー界のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウドの代名詞となっているパフォーマンスを全員で披露して見せたのだ。

　飛び上がり180度回転した後、両手を大きく広げて「SIUUUUU」と叫ぶ、インパクト抜群のアクトの完全再現は、大反響。米大手スポーツチャンネル『ESPN』の公式ツイッターも映像を取り上げるなか、世界中のファンから様々なコメントが集まっている。
  「Beautiful」
「みんな大好きSIUUU」
「ありえない影響力」
「彼のセレブレーションは、世界中のあらゆるスポーツでフォローされている」
「野球で見るとまた雰囲気違うな」
「ホームインの時やってほしい」
「こんなことしてるから逆転されるんや」
「ヌーーーー対siuuuuu見たかった」

　侍ジャパンでは、切り込み隊長のラーズ・ヌートバーが打席に入る際、スタンドのファンが一斉に「ヌー」と口にする“ヌーイング”が定着している。「ヌー対シー」の直接対決を期待する声もあったが、今大会での実現は叶わなかった。

構成●THE DIGEST編集部

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