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「WBCは夢がある」上原浩治がMLB強打者揃いのドミニカ打線を“零封”したニカラグア投手のマイナー契約に注目!将来の”NPB輸入”に期待の声

THE DIGEST編集部

2023.03.15

メジャーでも活躍した上原氏も注目するWBC。無名の若手がWBCでの活躍をきっかけにマイナー契約を勝ち取ったことに注目した。(C)Getty Images

 プロ野球の巨人やメジャーリーグのボストン・レッドソックスなどで活躍した上原浩治氏が3月15日、自身のツイッターを更新した。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールDの試合を見た同氏は「WBC…夢がある大会だなぁ」と感嘆。「ニカラグアの選手が、投球後にデトロイト・タイガースとマイナー契約」と綴り、現地時間13日のドミニカ共和国戦で救援登板した21歳の右腕デュケ・エベルトがマイナー契約を結んだことを報告した。

 同投手はメジャーのマイナー球団に在籍した経験がない若手投手。第3戦のドミニカ共和国戦では、5点を追う9回に登板。2020年のナショナル・リーグ首位打者のフアン・ソト(サンディエゴ・パドレス)を3球三振に打ち取ると、昨季のアメリカン・リーグ新人王フリオ・ロドリゲス(シアトル・マリナーズ)も空振り三振に切った。

 続く、メジャー通算283発を放つマニー・マチャド(サンディエゴ・パドレス)には左中間へ二塁打を打たれピンチを迎えたが、通算139本塁打の4番ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)をチェンジアップで空振り三振に仕留めると、大きくガッツポーズ。メジャートップクラスの強打者を揃えた打線を1イニング被安打1、3奪三振、無失点に抑える快投を見せた。
 
 上原氏は「スカウトもたくさん観に来てるってことかな」と綴り、マイナー契約とはいえ、この1試合に登板しただけでアメリカ行きを掴んだ事実に驚くと、「日本のスカウトも来てたら、NPBに連れて帰る選手が今後出てくるかもね」と、NPB球団の新たな野球市場の開拓に期待を寄せていた。

 ニカラグアは今大会プールDに入り、ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネスエラなど優勝候補がひしめく"死の組"を戦い4戦全敗に終わったが、投打で力のあるプレーを随所に見せ、球場を沸かせた。

構成●THE DIGEST編集部

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