3月8日に開幕した第5回ワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)。全20ヵ国が4つのプールに分かれ、まずは1次ラウンド突破を争う。ここでは、現地11日からアメリカ、フロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われるプールD5ヵ国それぞれの戦力を確認しておこう。
●ドミニカ共和国
戦力評価:A
何と言っても注目は超強力打線。若き天才打者ホアン・ソト(パドレス)を筆頭に、マニー・マチャド(パドレス)、ラファエル・デバース(レッドソックス)など、メジャーで30本塁打以上を打った経験のある打者が何と11人! さらに昨季の新人王フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)もおり、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の出場辞退もそれほどダメージにならなそうな気がするほどだ。
投手陣は、昨年、サイ・ヤング賞を獲得したサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)が不動のエースとして君臨。ルイス・カスティーヨ(マリナーズ)は出場を辞退したものの、2番手以降もクリスチャン・ハビア(アストロズ)やジョニー・クエイト(マーリンズ)ら実績十分の投手が控える。
それ以上に強力なのがブルペンで、100マイルに達する剛速球を繰り出す豪腕がずらり。4、5回からMLBの強豪のセットアップ/クローザーを務める投手たちが出てくる展開が予想される。投手陣の充実度はアメリカも上回り、優勝に最も近い存在と言えるだろう。
●プエルトリコ
戦力評価:B+
中南米三強の一角で、アメリカやドミニカ共和国に比べれば戦力層が薄いが、過去2大会ともその不利を跳ね返して準優勝。団結力と実戦での強さは侮れない。
カルロス・コレア(ツインズ)は出場を辞退したものの、フランシスコ・リンドーア(メッツ)とハビア・バイエズ(タイガース)の二遊間は大会ナンバーワンと言ってもいい。打線の中心はこの2人と、19年に32本塁打を放ったエディ・ロザリオ(ブレーブス)が務める。
投手陣では、前回大会でアメリカ代表としてMVPに輝いたマーカス・ストローマンと、過去6年で2ケタ勝利5度のホゼ・ベリオス(ブルージェイズ)が2本柱。クローザーには昨季32セーブ、奪三振率は驚異の17.13を記録したエドウィン・ディアズ(メッツ)が君臨する。
昨季限りで引退した名捕手ヤディアー・モリーナが監督を務めることでも話題を集めるが、投打ともやはり層の薄さは気になるところ。昨季は大不振だったベリオスが打ち込まれるようなことがあれば、“死の組”プールDで1次ラウンド敗退という最悪のシナリオも考えられる。
●ドミニカ共和国
戦力評価:A
何と言っても注目は超強力打線。若き天才打者ホアン・ソト(パドレス)を筆頭に、マニー・マチャド(パドレス)、ラファエル・デバース(レッドソックス)など、メジャーで30本塁打以上を打った経験のある打者が何と11人! さらに昨季の新人王フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)もおり、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の出場辞退もそれほどダメージにならなそうな気がするほどだ。
投手陣は、昨年、サイ・ヤング賞を獲得したサンディ・アルカンタラ(マーリンズ)が不動のエースとして君臨。ルイス・カスティーヨ(マリナーズ)は出場を辞退したものの、2番手以降もクリスチャン・ハビア(アストロズ)やジョニー・クエイト(マーリンズ)ら実績十分の投手が控える。
それ以上に強力なのがブルペンで、100マイルに達する剛速球を繰り出す豪腕がずらり。4、5回からMLBの強豪のセットアップ/クローザーを務める投手たちが出てくる展開が予想される。投手陣の充実度はアメリカも上回り、優勝に最も近い存在と言えるだろう。
●プエルトリコ
戦力評価:B+
中南米三強の一角で、アメリカやドミニカ共和国に比べれば戦力層が薄いが、過去2大会ともその不利を跳ね返して準優勝。団結力と実戦での強さは侮れない。
カルロス・コレア(ツインズ)は出場を辞退したものの、フランシスコ・リンドーア(メッツ)とハビア・バイエズ(タイガース)の二遊間は大会ナンバーワンと言ってもいい。打線の中心はこの2人と、19年に32本塁打を放ったエディ・ロザリオ(ブレーブス)が務める。
投手陣では、前回大会でアメリカ代表としてMVPに輝いたマーカス・ストローマンと、過去6年で2ケタ勝利5度のホゼ・ベリオス(ブルージェイズ)が2本柱。クローザーには昨季32セーブ、奪三振率は驚異の17.13を記録したエドウィン・ディアズ(メッツ)が君臨する。
昨季限りで引退した名捕手ヤディアー・モリーナが監督を務めることでも話題を集めるが、投打ともやはり層の薄さは気になるところ。昨季は大不振だったベリオスが打ち込まれるようなことがあれば、“死の組”プールDで1次ラウンド敗退という最悪のシナリオも考えられる。