普段はクールな天才も、同僚の劇的な一発に感情を抑えきれなかった。
話題を集めているのは、現地3月18日にフロリダ州マイアミで行なわれたベネズエラ代表とのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準々決勝で、アメリカ代表の主砲マイク・トラウトが見せた行動だ。
【動画】トラウトも大興奮! 打った瞬間それと分かるターナーの逆転満塁弾をチェック
8回表だった。2点ビハインドのアメリカはヒットと四死球で無死満塁の絶好機を演出。すると、ここで打席に入った9番のトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)がカウント0-2からど真ん中に投じられた一球をジャストミート。高々と舞い上がった打球は、あっという間にレフトスタンドの中段に着弾。逆転の満塁弾となったのである。
劇的な一発に球場全体が沸き返った。そのなかでダイアモンドを一周したターナーが「人生で最高の一打だった」と振り返った逆転弾には、チームメイトたちも歓喜。とりわけトラウトはベンチを素早く飛び出すと、ガッツポーズをして吠えまくりながらターナーを歓迎し、殊勲者を称えたのである。
アメリカが9対7で逃げ切った試合後には、各メディアで興奮するトラウトの様子が大きくクローズアップされた。そのなかで米スポーツ専門局『ESPN』のジョン・リー記者は、自身のツイッターに「これほど高いレベルの試合でトラウトを見たことがない」と指摘。これは彼が所属するエンジェルスが8年連続でポストシーズンを逃している現状に対する皮肉だ。そして、同記者が次のように続けている。
「WBCの最大の収穫で、教訓のひとつだ。絶対的なレジェンドであるトラウトの全盛期を無駄にしたエンジェルスにはうんざりする」
また、リー記者は巷で噴出しているWBCへの批判的な意見にも言及。レギュラーシーズン直前での怪我のリスクや一部の国でしか盛り上がっていないという考えから、この大会が「無価値だ」という指摘が上がっているのだが、同記者は「こんな試合よりスプリングトレーニングを見たいか」と投稿。そして、「こういう試合を意味がないということを想像してみてくれ」と嘆いた。
日本でも一部のファンの間で「アメリカでは盛り上がっていない」と論じられているWBC。しかし、現地記者たちはそれに反するように“野球の本場”での熱狂ぶりを連日伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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8回表だった。2点ビハインドのアメリカはヒットと四死球で無死満塁の絶好機を演出。すると、ここで打席に入った9番のトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)がカウント0-2からど真ん中に投じられた一球をジャストミート。高々と舞い上がった打球は、あっという間にレフトスタンドの中段に着弾。逆転の満塁弾となったのである。
劇的な一発に球場全体が沸き返った。そのなかでダイアモンドを一周したターナーが「人生で最高の一打だった」と振り返った逆転弾には、チームメイトたちも歓喜。とりわけトラウトはベンチを素早く飛び出すと、ガッツポーズをして吠えまくりながらターナーを歓迎し、殊勲者を称えたのである。
アメリカが9対7で逃げ切った試合後には、各メディアで興奮するトラウトの様子が大きくクローズアップされた。そのなかで米スポーツ専門局『ESPN』のジョン・リー記者は、自身のツイッターに「これほど高いレベルの試合でトラウトを見たことがない」と指摘。これは彼が所属するエンジェルスが8年連続でポストシーズンを逃している現状に対する皮肉だ。そして、同記者が次のように続けている。
「WBCの最大の収穫で、教訓のひとつだ。絶対的なレジェンドであるトラウトの全盛期を無駄にしたエンジェルスにはうんざりする」
また、リー記者は巷で噴出しているWBCへの批判的な意見にも言及。レギュラーシーズン直前での怪我のリスクや一部の国でしか盛り上がっていないという考えから、この大会が「無価値だ」という指摘が上がっているのだが、同記者は「こんな試合よりスプリングトレーニングを見たいか」と投稿。そして、「こういう試合を意味がないということを想像してみてくれ」と嘆いた。
日本でも一部のファンの間で「アメリカでは盛り上がっていない」と論じられているWBC。しかし、現地記者たちはそれに反するように“野球の本場”での熱狂ぶりを連日伝えている。
構成●THE DIGEST編集部
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