圧巻の大勝劇だった。
現地時間3月19日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が行なわれ、アメリカ代表がキューバ代表を14対2で撃破。2大会連続での決勝進出を決めた。
初回に1点を先制されたアメリカだったが、5回まで毎回得点という怒涛の猛攻で逆転。あっという間に9対2とリードを広げる。さらに6回には準決勝で逆転満塁弾を放っていたトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)が左中間への3ランアーチを記録。大差を広げていった。
結局、アメリカは14安打14得点でキューバを撃破。正捕手のJ.T・リアルミュート(フィリーズ)を休ませ、投手陣も3人しか使わずに温存させるなど、これ以上ない形で決勝に勝ち進んだ。
そんなスター軍団の決勝進出には、さまざまな反響が相次いだ。そのなかで小さくない話題となっているのは、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)の活躍だ。今大会に主将として参戦している31歳は、打率.318、1本塁打、OPS1.035、長打率.591と出色のパフォーマンスを披露。タレント揃いのアメリカを力強く牽引している。
もっとも、彼がタイトル獲得に近づくのは、久々の出来事である。所属するエンジェルスがレギュラーシーズン8年連続でポストシーズン進出を逃しているためだ。巷では「トラウトは一生タイトルと無縁のままなんじゃないか」という声もあったほどである。
主将として臨んだ大会で“世界一”に近づいたトラウト。ゆえに期待の声はある。米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は、エンジェルスのチームメイトで、日本代表の大谷翔平の名を挙げつつ、次のように記している。
「僕はマイク・トラウトとショウヘイ・オオタニが大舞台に立つことを切望している。日本がメキシコに勝てば、WBCの優勝決定戦でトラウトvsオオタニが実現する。この対戦は、ワールドシリーズを戦うエンジェルスとまではいかないかもしれないが、もっといいことがあるかもしれない」
このカラビス記者の投稿にはファンも興奮。「魅力的な考えだ」「やっぱりエンジェルスは最高の選手2人を擁していながらワールドシリーズに勝てないのはクレイジーだ」といったコメントが殺到した。
はたして、米国内で期待される「トラウトvs大谷」は実現するのか――。その行方は現地時間3月20日(日本時間21日)に行なわれる日本代表対メキシコ代表の結果次第で決する。
構成●THE DIGEST編集部
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初回に1点を先制されたアメリカだったが、5回まで毎回得点という怒涛の猛攻で逆転。あっという間に9対2とリードを広げる。さらに6回には準決勝で逆転満塁弾を放っていたトレイ・ターナー(フィラデルフィア・フィリーズ)が左中間への3ランアーチを記録。大差を広げていった。
結局、アメリカは14安打14得点でキューバを撃破。正捕手のJ.T・リアルミュート(フィリーズ)を休ませ、投手陣も3人しか使わずに温存させるなど、これ以上ない形で決勝に勝ち進んだ。
そんなスター軍団の決勝進出には、さまざまな反響が相次いだ。そのなかで小さくない話題となっているのは、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)の活躍だ。今大会に主将として参戦している31歳は、打率.318、1本塁打、OPS1.035、長打率.591と出色のパフォーマンスを披露。タレント揃いのアメリカを力強く牽引している。
もっとも、彼がタイトル獲得に近づくのは、久々の出来事である。所属するエンジェルスがレギュラーシーズン8年連続でポストシーズン進出を逃しているためだ。巷では「トラウトは一生タイトルと無縁のままなんじゃないか」という声もあったほどである。
主将として臨んだ大会で“世界一”に近づいたトラウト。ゆえに期待の声はある。米メディア『Barstool Sports』のジャレッド・カラビス記者は、エンジェルスのチームメイトで、日本代表の大谷翔平の名を挙げつつ、次のように記している。
「僕はマイク・トラウトとショウヘイ・オオタニが大舞台に立つことを切望している。日本がメキシコに勝てば、WBCの優勝決定戦でトラウトvsオオタニが実現する。この対戦は、ワールドシリーズを戦うエンジェルスとまではいかないかもしれないが、もっといいことがあるかもしれない」
このカラビス記者の投稿にはファンも興奮。「魅力的な考えだ」「やっぱりエンジェルスは最高の選手2人を擁していながらワールドシリーズに勝てないのはクレイジーだ」といったコメントが殺到した。
はたして、米国内で期待される「トラウトvs大谷」は実現するのか――。その行方は現地時間3月20日(日本時間21日)に行なわれる日本代表対メキシコ代表の結果次第で決する。
構成●THE DIGEST編集部
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