試合が終われば、ノーサイド――。かけがえのないスポーツマンシップを物語る光景が話題となっている。
注目を集めているのは、現地時間3月20日(日本時間21日)にフロリダ州マイアミで行なわれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、日本代表がメキシコ代表を6対5で下した一戦だ。
1点のビハインドを追っていた9回裏、崖っぷちに立たされた侍ジャパンは無死一、二塁の好機を演出。すると、この日は4打数ノーヒット、3三振とからっきしだった村上宗隆(ヤクルト)が値千金のサヨナラタイムリーを放った。
その直後だった。グラウンド上に村上を中心とした侍ジャパンの歓喜の輪が出来上がるなか、三塁側のスタンドにいたメキシコ・ファンが真横にいた日本人男性に声をかけた。すると、少し驚いた様子の日本国旗を持った男性に向かって、メキシコ・ファンの男性は熱く抱擁。相手の勝利を祝い、そして両軍の健闘を称えたのである。
贔屓のメキシコの敗戦に苛立ってもおかしくはなかった。それでも日本を称えた同ファンの姿はSNSであっという間に拡散された。米メディア『Jomboy Media』は「メキシコのユニフォームを着たファンが、日本国旗を手にした日本のファンに頭を下げ、抱きつき、目の前で祝福する。やっぱり野球は最高だ」と公式ツイッターに投稿した。
すると、これを見たファンからも「これこそ野球のすべてだ」「スポーツマンシップと喜びで胸がいっぱい」「敬意と感謝しかない」「なんと素晴らしいゲームだろう」「敬意を示すというシンプルな行動だが、なんと素晴らしい」とコメントが相次いだ。
勝者と敗者。それぞれが見せたリスペクトの精神は世界中から称賛の声を集めている。
構成●THE DIGEST編集部
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その直後だった。グラウンド上に村上を中心とした侍ジャパンの歓喜の輪が出来上がるなか、三塁側のスタンドにいたメキシコ・ファンが真横にいた日本人男性に声をかけた。すると、少し驚いた様子の日本国旗を持った男性に向かって、メキシコ・ファンの男性は熱く抱擁。相手の勝利を祝い、そして両軍の健闘を称えたのである。
贔屓のメキシコの敗戦に苛立ってもおかしくはなかった。それでも日本を称えた同ファンの姿はSNSであっという間に拡散された。米メディア『Jomboy Media』は「メキシコのユニフォームを着たファンが、日本国旗を手にした日本のファンに頭を下げ、抱きつき、目の前で祝福する。やっぱり野球は最高だ」と公式ツイッターに投稿した。
すると、これを見たファンからも「これこそ野球のすべてだ」「スポーツマンシップと喜びで胸がいっぱい」「敬意と感謝しかない」「なんと素晴らしいゲームだろう」「敬意を示すというシンプルな行動だが、なんと素晴らしい」とコメントが相次いだ。
勝者と敗者。それぞれが見せたリスペクトの精神は世界中から称賛の声を集めている。
構成●THE DIGEST編集部
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