MLB

まさかの法律の壁… 最年少“20歳”の高橋宏斗は“シャンパン・ファイト”参戦できず!「3年後は中心にいられるように」【WBC】

THE DIGEST編集部

2023.03.22

5番手で登板し無失点に抑えた高橋。今度は中日での奮闘を誓った。(C) Getty Images

 現地3月21日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝が開催され、日本代表がアメリカ代表を3対2で破り、14年ぶり3度目の優勝を果たした。侍ジャパンの面々がマイアミのローンデポ・パークで歓喜を爆発させた。

【動画】米投球分析家も元メジャーリーガーも絶賛! 高橋宏斗の"エグい"スプリット!
 試合後にはシャンパン・ファイトでさらに歓喜に浸った侍ジャパン。しかし、その歓喜の輪にひとりだけ参加できなかった選手がいたようだ。決勝戦で3番手として5回のマウンドに上がった高橋宏斗だ。チーム最年少の20歳の本格派右腕だが、アメリカでは飲酒が21歳になってからと法律で制定されており、「参加する気満々だった」という高橋だが、会場の近くで「水を飲んでました」という。だが、最後には「水をかけられました」と、雰囲気を味わうことはできたようだ。

 高橋は5回のマウンドで、大谷の同僚でメジャーMVP3回のマイク・トラウトや昨季ナ・リーグMVPのポール・ゴールドシュミットを連続三振に取るなど躍動。しかし、当の本人は「一発のあるバッターが多いなか、足が震えてヤバかった」まるで余裕はなかったと漏らす。しかし、それでも、「(中村)悠平さんや源田さん、村上さんもそうですし、周りから声を掛けてもらって、いろんな人の力で抑えることができた」と周囲の力を支えに強打者を抑え切ることができたという。

 優勝チームの一員となったが、早くも3年後のWBCにおける自身の目標もある。「レベルの高い野球をもう一回味わいたいという気持ちも強いし、それと同時に今回の投手陣の中で自分の立ち位置が先発ピッチャーとしてマウンドに上がれていないので、その地位をしっかり上げていくことを、この3年間でしっかりやるべきだと思っています」と語り、参加が叶わなかったシャンパン・ファイトについても「3年後は中心にいられるように頑張りたい」と自身の未来をイメージした。

 そして、日本に帰ればまもなくペナントレースが始まる。「世界一になったからには周りも注目してみてくれると思う。そこはしっかり自覚を持ちながら、今度はドラゴンズでビールかけに参加できるように頑張りたい」と、所属チームでの奮闘を誓った。

構成●THE DIGEST編集部
【WBC PHOTO】14年ぶりの世界一!アメリカとの激戦を厳選ショットで振り返る!

【関連記事】「驚くほど弱かった」侍ジャパンに敗戦でアメリカのファンは激怒!「怒りでテレビを破壊した」【WBC】

【関連記事】「まさに映画だ」大谷翔平が盟友トラウトからの奪三振でゲームセット!"完璧な結末"に米識者も大興奮「これ以上ないほどのドラマ」【WBC】
NEXT
PAGE
【動画】米投球分析家も元メジャーリーガーも絶賛! 高橋宏斗の“エグい”スプリット!