去る３月21日（現地時間）に幕を閉じた第５回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）。決勝でアメリカ代表を撃破した日本代表は2009年以来、14年ぶり３度目の大会制覇を成し遂げた。

　快進撃を続けたチーム内で大きな存在感を放った男がいる。侍ジャパン史上初の日系人プレーヤー、ラーズ・ヌートバー（セントルイス・カーディナルス）だ。

　侍ジャパンの“切り込み隊長”として役割を全うし、７戦無敗の完全優勝に多大な貢献を果たしたヌートバー。大会期間中は、スタンドのファンが一斉に「ヌー」と口にする“ヌーイング”、ヒットを放った後に見せる“ペッパーミル・パフォーマンス”が浸透するなど、日本列島に凄まじい「たっちゃん（※ミドルネームの達治から取った）フィーバー」が巻き起こった。

　今回、その爆発的な人気ぶりに改めて熱い視線を注いでいるのが、米メディア『Front Office Sports』だ。現地時間25日に公式ツイッターを更新し、「ラーズ・ヌートバーは、WBC日本代表としてプレーする前にだいたい６万人のインスタグラムフォロワーを持っていた」と前置きすると、「彼（のフォロワー）は今、ちょうど100万人を超えた」と伝えている。
  　また、この数字には米メディア『Barstool Sports』のポッドキャスト番組「Starting9」も反応を示しており、「ラーズ・ヌートバーは５万9000人のインスタグラムフォロワーで３月をスタートした。いま、彼には100万人（のフォロワー）がいる」とツイート。「WBCはこの男を国際的な野球のアイコンに変えた」と続けており、その反響に驚きを隠せないようだ。

　一躍、スターダムに駆け上がったヌートバー。現在、カーディナルスのキャンプに合流し、次なる戦いへの調整を進めているが、果たして今季のレギュラーシーズンでは、どのようなパフォーマンスが見られるだろうか。引き続き、その活躍に注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部

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