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MLB

日本人選手&ヌートバーの開幕戦は? MLB公式が30球団「打順&先発ローテ」を予想! WBCの影響が懸念されるダルビッシュは?

THE DIGEST編集部

2023.03.28

写真は左上から時計回りに、ダルビッシュ、大谷、ヌートバー、吉田、千賀、藤浪。(C) Getty Images

写真は左上から時計回りに、ダルビッシュ、大谷、ヌートバー、吉田、千賀、藤浪。(C) Getty Images

 メジャーリーグは現地3月30日にレギュラーシーズンの開幕を迎える。いよいよ162試合にわたる長丁場の戦いが始まる。MLB公式サイトでは同27日、シーズン開幕時点での全30球団の先発オーダーと先発ローテーションの顔ぶれを予測している。

 ここでは気になる日本人メジャーリーガーのどんな立ち位置で開幕戦に臨むのか、現況を見ていきたい。

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 まず、昨季も投打にわたる活躍でMVP級のパフォーマンスを見せたロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、打者では3番・DH、投手としては先発ローテーションの1番手と見られている。開幕戦は「3番・投手」での出場が濃厚だ。

 今季ボストン・レッドソックスに入団した吉田正尚は、オープン戦でも起用されている「4番・レフト」と予測。2番のラファエル・ディバースとともに打線のカギを握る選手と見られている。

 同じく今季移籍した選手では、ニューヨーク・メッツの千賀滉大が先発ローテーションの3番手に位置すると予測。マックス・シャーザー、ジャスティン・バーランダーというそれぞれサイ・ヤング賞を3度受賞したレジェンド級の大投手たちに次ぐ位置づけだ。

 またオークランド・アスレティックスに入団した藤浪晋太郎は、先発ローテーションの2番手だが、昨年のオールスター投手でもあるポール・ブラックバーンが負傷で戦線離脱。チームとしては苦しい戦いを強いられそうだ。

 WBCで侍ジャパンのまとめ役となったサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有は、ローテーションの最後尾で6番手という評価に。記事でも、やはりWBCの影響による調整の遅れが不安視されており、さらに先発の一角を占めるはずのジョー・マスグローブも負傷離脱中。本格的なローテーションの稼働は4月中旬ごろになる見込みだという。

 トロント・ブルージェイズの菊池雄星は昨季、6勝7敗、防御率5.19でローテーションを守り通せず、不本意なシーズンとなってしまった。今季の立ち位置は、先発ローテーションの5番手。4番手までは年間170イニング以上を投げられる投手が揃っていると見られており、菊池としてはスターターとして踏ん張れるか正念場と言えそうだ。

 昨季はトミー・ジョン手術により全休となったミネソタ・ツインズの前田健太は、約1年半ぶりに5番手としてローテーションに復帰しそうだ。オープン戦では14回2/3を投げ、1勝1敗、防御率4.91、WHIPは1.64という成績。シーズンに入り、右肩上がりで調子を上げていけるか注目したいところだ。

 一方、2月下旬の侍ジャパン合流直前に左脇腹の負傷が判明した鈴木誠也は、現地24日にようやく打撃練習を再開。同27日にはロッキーズ傘下2Aを相手に、守備のみの出場で実戦復帰も果たしている。記事では、鈴木が欠場することでライト、指名打者、一塁、三塁で、様々な組み合わせが試されそうだと見込まれている。

 また、WBCで日本代表として参加し、14年ぶり3度目の世界一に大きく貢献したラーズ・ヌートバー(セントルイス・カーディナルス)は「8番・ライト」と予想。WBC米国代表の3番ポール・ゴールドシュミット、4番ノーラン・アレナードを主軸に据える打線は他チームの大いなる脅威となりそうだ。

 WBCの余韻も冷めやらぬなか、いよいよ開幕するメジャーリーグ。今季はいったいどんなドラマが待っているのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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