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「トレードを要求すべき!」米名物識者が変わらぬ大谷翔平への“無援護”ぶりに嘆き「全てに水を差した。本当にがっかり」

THE DIGEST編集部

2023.04.02

開幕戦で好投しながらも勝利を手にできなかった大谷。そんな状況を米識者が皮肉った。(C)Getty Images

 今年も大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は"無援護"に苦しむのか――。そう思わずにはいられない開幕戦の内容だった。去る3月30日に行なわれたメオークランド・アスレティックス戦で、エンジェルスは1対2で敗北した。

 2年連続開幕投手の大役を任された大谷は6回2安打無失点、10奪三振と好投。打っても3打数1安打1四球(申告敬遠)と投打で活躍した。だが、チームは8回裏に中継ぎ陣が打ち込まれて逆転負け。昨シーズンにも多く見られた展開だっただけに、試合後にはSNSで「なお、エンジェルスは敗れた」を意味するネット用語「なおエ」がトレンド入りするなど落胆の声が広がった。

 シーズン初戦にいきなり脆さを露呈してしまったエンジェルス。それだけに識者たちからは、相変わらずの戦いぶりを嘆く意見が噴出した。

 米放送局『Peacock TV』の人気ポッドキャスト番組『The Rich Eisen Show』のメインホストを務めるリッチ・アイゼン氏は、アスレティックス戦の"悲惨"な展開に「今年は『エンジェルスはもしかしたら成功するかもしれない』『もしかしたらプレーオフに出られるかもしれない』って言われているけど、もっと高い次元に行かないと無理だ」と断言。そして、「一部の人たちの考えはわずか1日で完全に砕かれたね」と指摘した。

「ショウヘイ・オオタニは圧倒的な存在感を放った。前代未聞の大活躍だった。でも、エンジェルス打線は彼のためにたった1点しかかき集めることができず、8回にブルペンのせいで吹き飛ばされたんだ」
 
 そして、歯に衣着せぬ物言いが人気を博するアイゼン氏は「いいかい? 今日はオーバーリアクションな日だ。メジャーリーグを代表して、コミッショナーがエンジェルスにオオタニをトレードさせるように要求するべきだ」と大胆なプランを提唱した。

 今季終了後にフリーエージェントとなる大谷の去就を交えた痛快な皮肉だ。これでスタジオを笑わせた同氏は、さらにこう続ける。

「マンフレッド(コミッショナー)はオオタニに尋ねるんだ。『トレードで移籍したいか』とね。だって、彼はこれほどの実力を発揮した開幕日に敗れた最初の人間になったんだから。開幕戦で無失点2桁奪三振を記録されたのは1901年だ。それって2世紀も前かい? そんな2世紀分の価値がオオタニにはあるんだよ。まぁオオタニは分かってるとは思う。

 とにかく、たった1試合で、エンジェルスはすべてに水を差したんだ。今年はプレーオフにいけたかもしれないのにね。ガッデム! 本当にがっかりだよ。ワールド・ベースボール・クラシックが全米の注目する試合で彼が見られる唯一の機会になってしまってはいけない」

 もっとも、シーズンはまだ始まったばかり。立て直す時間は大いに残されている。それだけにエンジェルス、何より中継ぎ陣の奮起に期待したいところだが……。

構成●THE DIGEST編集部

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