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「人間には不可能だ」大谷翔平の“常人離れ”した特大弾に米識者も驚嘆。敵将も嘆いた打撃の凄み「立ち直れなくなった」

THE DIGEST編集部

2023.04.04

いとも容易く打ったように見えた大谷の今季1号。しかし、関係者からは驚きの声が相次いだ。(C)Getty Images

 球界を席巻する規格外のスラッガーは、「ミス」は逃さない。

 現地4月2日に敵地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦で、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は「3番・指名打者」で先発出場。5回表の第3打席にセンターオーバーの今季第1号を放った。

 直前にマイク・トラウトが2ランホームランを放ち、必然的に期待が高まっていたなかでの打席だった。騒然とする場内の雰囲気のなかでも集中力を研ぎ澄ませていた大谷は、アスレティックスのケン・ウォルディチャックが初球に投じたインローへの80マイル(約128.7キロ)の横滑りするスイーパーをジャストミート。センターへと弾き返した打球は、ぐんぐん飛距離を伸ばし、飛距離136メートルの特大弾となった。

 ウォルディチャック曰く「僕のミスだ。意図したコースではない」(NBC Sportsのフラッシュインタビューより)というが、膝元に食い込む一球を初球から捉えるのは流石というほかにない。
 
 そんな大谷の一振りには、米識者も驚愕する。米ウェストバージニア州放送局『WBOY 12』のレポーターを務めるライアン・デッカー氏は自身のツイッターで、こう論じてみせた。

「あのコースへ来たボールをセンターのど真ん中にまで打ち返すのは人間的に不可能だ。これもショウヘイ・オオタニの現実離れした能力を表す最新の例だね」

 眼前で見せつけられた常人離れ打撃には、敵将のマーク・コッツェイも嘆かずにはいられなかった。地元放送局『NBC Sports』の取材に応じた指揮官は「ホームランはホームランだ」としつつも、「あれはどう考えても試合の流れを変えてしまったものだったし、我々があそこから立ち直れなくなったのは間違いない」と憂いた。

 開幕3連戦で打率.333(12打数4安打)、1本塁打、3打点、OPS.968と好調をキープしている大谷。昨シーズンは開幕30打席ノーアーチと苦しんでいただけに、今シーズンは上々のスタートを切ったと言えよう。

構成●THE DIGEST編集部

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