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驚愕の逆方向アーチ! 吉田正尚の“グリーンモンスター越え”の価値に米記者脚光!!「ピッチトラッキング時代で唯一の左打者だ」

THE DIGEST編集部

2023.04.04

1回に同点の2ランホームランを放った吉田。試合には惜しくも敗れた。(C) Getty Images

 侍戦士の特大アーチに賛辞が止まない。

 ボストン・レッドソックスの吉田正尚は現地4月3日、本拠フェンウェイ・パークでのピッツバーグ・パイレーツ戦に4番・レフトで先発出場。1回の第1打席でレフトフェンスを越える特大の2ランホームランを放った。

 1回に3点を先制されたレッドソックスはその裏、1点を返し、なおも1死二塁で吉田が打席に入る。そして対峙したヨハン・オビエドが投じた2球目の154キロの外角高めの速球を逆らわずにレフト方向へ打ち返すと、打球はぐんぐん伸びてフェンウェイ・パーク名物の緑の巨大な壁、いわゆる「グリーンモンスター」を悠々と越える特大の2ランホームランとなった。これが吉田のメジャー公式戦での初アーチとなり、チームはこの回さらに2点を追加、一挙5点を挙げて逆転に成功した。
 
 吉田の初アーチに現地メディアも一斉に反応。米メディア『talikin baseball』は「吉田正尚のキャリア初本塁打はグリーンモンスターを超えて同点に!」と綴った投稿の後、ベンチでおもちゃのダンベルを持って万歳をしている吉田の画像を添付し、「いまのところ吉田はボストンを楽しんでいるように見える」と投稿。MLB公式サイトやFOXスポーツなどの主要サイトも同様に吉田の驚愕の一発を動画で紹介している。

 また、MLBのスタットキャストを扱うアナリストのデビッド・アドラー氏は、「吉田正尚のMLB初本塁打。3.46 フィートの高さの96.2 mphの速球に対して、反対側のフィールドへ104.6mphの打球速度で打ち返した」と綴り、続けて「ピッチトラッキング時代 (2008 年以降) でグリーンモンスターを相手に、あんなにハードで高めの球を投げた相手を倒した唯一の左利きだ」と綴った。

 まさに吉田の打撃技術の高さが為せる業といった一発だ。しかし、この回の逆転劇もむなしく、レッドソックスは6-7と再逆転を許し、ピッツバーグとの3連戦の初戦を落としている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】吉田正尚のグリーンモンスター越えの2ラン!

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