千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)の代名詞とも言える一球が、“野球の本場”アメリカの球界を震撼させた。
現地4月2日、敵地で行なわれたマイアミ・マーリンズ戦で千賀はメジャー初先発。「本当に緊張した」という右腕は初回に無死満塁のピンチを迎えるなど1失点を喫するも、徐々に調子を上げて追加点を許さず。結局、5回3/1を投げて被安打3、8奪三振、1失点という圧巻の内容で締め、嬉しい初勝利を掴んだ。
メッツを指揮するバック・ショーウォルター監督が「誇りに思うね」と絶賛した千賀の快投。そのなかでとりわけ冴えたのが、ソフトバンク時代から磨き上げてきたフォークだった。
8つの三振全てをフォークで奪った。マーリンズのバッターたちのバットは、まるで見えない何かに当てようとするかのように空を切った。まさに“お化けフォーク”と呼ぶにふさわしい変化を見せた。
その凄みはデータが如実に示す。平均球速こそ85.3マイル(約137.2キロ)だったが、平均落差は32インチ(約81.2センチ)。メッツで決勝弾を放ったトミー・ファムが「まるでテーブルから物が落ちるような感じに見えた」と表現するのも無理はない驚異的な落差を誇ったのだ。
あまりの変化に、球場では異様な光景が目に付いた。メッツの地元放送局『SNY』は公式ツイッターで、千賀がフォークを投じた後に「82マイル、球種:アンノウン(不明)」と表示された電光掲示板を紹介。横滑りもしていた異次元の変化から現場スタッフを困惑させた様子を伺わせた。
この投稿を目にしたファンからは「本当にお化けは存在するんだ」「いや、マジでゴーストだ」「ゴーストと言われる理由が分かった」と言ったコメントが相次いだ。こうした反響を見ても、千賀のフォークがいかに凄まじい変化だったのかが感じ取れる。
目の肥えたスタッフたちも翻弄した千賀のフォーク。この“消える魔球”は、メジャーの強打者たちにとって厄介な存在となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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【動画】相手の“ピッチクロック三振”にベンチで叫ぶ千賀
現地4月2日、敵地で行なわれたマイアミ・マーリンズ戦で千賀はメジャー初先発。「本当に緊張した」という右腕は初回に無死満塁のピンチを迎えるなど1失点を喫するも、徐々に調子を上げて追加点を許さず。結局、5回3/1を投げて被安打3、8奪三振、1失点という圧巻の内容で締め、嬉しい初勝利を掴んだ。
メッツを指揮するバック・ショーウォルター監督が「誇りに思うね」と絶賛した千賀の快投。そのなかでとりわけ冴えたのが、ソフトバンク時代から磨き上げてきたフォークだった。
8つの三振全てをフォークで奪った。マーリンズのバッターたちのバットは、まるで見えない何かに当てようとするかのように空を切った。まさに“お化けフォーク”と呼ぶにふさわしい変化を見せた。
その凄みはデータが如実に示す。平均球速こそ85.3マイル(約137.2キロ)だったが、平均落差は32インチ(約81.2センチ)。メッツで決勝弾を放ったトミー・ファムが「まるでテーブルから物が落ちるような感じに見えた」と表現するのも無理はない驚異的な落差を誇ったのだ。
あまりの変化に、球場では異様な光景が目に付いた。メッツの地元放送局『SNY』は公式ツイッターで、千賀がフォークを投じた後に「82マイル、球種:アンノウン(不明)」と表示された電光掲示板を紹介。横滑りもしていた異次元の変化から現場スタッフを困惑させた様子を伺わせた。
この投稿を目にしたファンからは「本当にお化けは存在するんだ」「いや、マジでゴーストだ」「ゴーストと言われる理由が分かった」と言ったコメントが相次いだ。こうした反響を見ても、千賀のフォークがいかに凄まじい変化だったのかが感じ取れる。
目の肥えたスタッフたちも翻弄した千賀のフォーク。この“消える魔球”は、メジャーの強打者たちにとって厄介な存在となりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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