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日本人同士の共闘に抵抗する選手がいる!? 米情報通の記者が意外な“裏事情”を激白「年功序列の関係からややこしい問題」

THE DIGEST編集部

2023.04.09

大谷の去就も話題となっているメジャーリーグの移籍話。そんななかで、気になる情報が舞い込んだ。(C)Getty Images

 今季のメジャーリーグも開幕から約1週間を迎え、連日のように飛び出す球界のさまざまなトピックが巷を賑わせている。そのなかで現地でも小さくない注目をされているのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の去就にまつわるニュースだ。

 今季終了後にフリーエージェント(FA)となる大谷。依然として本人はエンジェルスとの契約延長にサインはしておらず、現状のままいけば、引く手あまたの市場に出る。すでに水面下では獲得に向けたレースは繰り広げられており、米紙『LA Times』によれば、「ある関係者は『12年総額6億ドルは超えてくる』と予想した」という。

 エンジェルスとの契約延長をするにしても、史上類を見ないメガディールとなるのは必至だ。そんな日本の偉才に関してありとあらゆる情報が飛び交うなかで、興味深い一報を出したのは、米メディア『The Athletic』のケン・ローゼンタール氏だ。

 米スポーツ専門局『FOX Sports』やMLB公式ネットワーク番組『MLB Network』にもリポーターとして出演し、米球界で指折りの情報通として名高いローゼンタール氏は、現地4月6日に『The Athletic』で大谷の移籍にまつわるレポートを掲載。そのなかでアメリカ屈指の富豪スティーブ・コーエン氏をオーナーに持つニューヨーク・メッツが獲得する可能性について言及し、「オオタニに関しては別のややこしい問題がある」と断言。そして、日本人選手の移籍に関する"裏事情"を論じた。
 
「日本における年功序列による上下関係の重要性から、他の日本人選手とメジャーリーグでチームメイトになることに抵抗がある日本人選手がいると、ある球団幹部や代理人が語っている。仮にメッツがオオタニを獲得するための代償として、センガをトレードする可能性もゼロではない。もちろん、それは容易ではない。彼の契約には2025年までトレード拒否権が付帯しているからだ」

 日頃から目上の日本人選手と対決する際には、脱帽して挨拶をする姿を見せている大谷。とはいえ、常に笑顔で振る舞っている彼がローゼンタール氏の言う「抵抗」を抱くほど、他の同胞選手との共闘を煙たがるとは思えないが、はたしてどうなのか。

 米球界内ではこうした認識が存在するのかもしれないが、それをふまえても、世界が熱視線を向けている大谷の決断は、この先も常に話題を提供しそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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