早くもメジャー２勝目に地元メディアは喝采を送っている。

　ニューヨーク・メッツの千賀滉大が現地４月８日、本拠地でのマイアミ・マーリンズ戦に先発した。この日も代名詞である”お化けフォーク”が冴えまくり、６回を投げ３安打、６奪三振、３四球、１失点で今季２勝目を飾った。

　今月２日のMLBデビュー戦で白星を挙げた相手と再び対戦した千賀だが、”お化けフォーク”がまたまた威力を発揮した。先頭打者のジャズ・チゾムJr.には158キロのストレートで見逃し三振を奪ったが、後続に２連続安打を打たれ、前回タイムリー二塁打を浴びたホーヘイ・ソレーアをフォークで空振り三振、ジーン・セグーラを一ゴロで打ち取りゼロに抑えた。

　２回には三者連続フォークボールで三振に仕留め、地元ファンから大声援を受けた。３点のリードをもらった６回には先頭打者のチゾムJr.にソロ本塁打を許したが、後続を抑えてこの回でマウンドを降りた千賀。チームは５対２でマーリンズを下し、千賀はメジャー２勝目。デビュー戦と同じ相手に、ふたたび快投を見せた。
  　メッツのあらゆる情報を発信しているサイト『Amazin' Avenue』はメジャー２勝目を挙げた千賀に対し、「コウダイ・センガが、再び素晴らしい投球を見せて輝きを放った」と称賛した。

　続けて、「非常に良いスタートを切った。センガは6回を投げ、6回にチゾムJr.のソロホームランによる1点のみを許し、6奪三振、3四球、合計3安打にとどめた」とこの日のピッチング内容を説明。「メッツのブルペンは７回に１点を失ったが、残りイニングはマーリンズに得点を許さず、メッツは5勝4敗で5割を超えた」と、チームの５割超えに千賀が貢献したことを伝えている。

​​　MLB公式サイト『MLB.com』のデビッド・アドラー記者は「千賀は2度目の先発で、またもや珠玉のピッチングを披露した」と絶賛している。「この日本人右腕は、メジャーリーグで2試合登板して、2勝0敗、防御率1.59、14奪三振を記録している。そのうちゴーストフォークで12奪三振だぞ！」とフォークの威力に感服している。​

　バック・ショーウォルター監督も「センガは自分の能力を証明している。ここにいる誰も、彼を疑っていない。その点は大丈夫だ」と同メディアに語っており、千賀に対する指揮官の信頼は相当厚いようだ。
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　強打者が集うメジャーの舞台で、遺憾なくポテンシャルを発揮している千賀。先発２試合で、背番号34はチームメイトや地元ファンのハートをガッチリ掴んでいるようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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