まさにジェットコースターのような試合だった。
現地4月9日、本拠地でトロント・ブルージェイズを迎え撃ったロサンゼルス・エンジェルスは、両軍合計26安打が飛び出す乱打戦を11対12で落とした。
1勝1敗で迎えた同カードで勝ち越しを狙うホームチームの幸先は悪くなかった。相手先発の菊池雄星を攻め立てると、ハンター・レンフローと大谷翔平の一発などで5回までに6点差とした。
中盤まではまさに勝ちゲームという内容だった。しかし、これをエンジェルスにとって課題の投手陣が守り切れない。6回に6失点で追いつかれると、続く7回には4失点であっさりと逆転を許したのである。
それでもこの日は打線が奮起する。3点差にまで追い上げて迎えた9回裏には今季の防御率0.00だった相手守護神ジョーダン・ロマーノを攻略。一気呵成の攻撃で3点をもぎ取って同点とした。
がしかし、それでも勝ち切れないのが、ここ数年のエンジェルスである。タイブレーク方式(延長時に無死2塁からスタートする)で始まった延長10回表に守護神のカルロス・エステベスを起用するも連打を浴びて、あっけなく2点を勝ち越されてしまう。
同じくタイブレーク方式によって始まった10回裏には1点差として2死一、三塁で大谷が打席に立つも、相手左腕ティム・メイザのインコース攻めを前に二塁ゴロであっけなく凡退。エンジェルスは文字通りの乱打戦を落として連敗となった。
決してブルージェイズが良かったわけではない。それでも投打がかみ合わずに、疲労の溜まる試合を落としたエンジェルスには、鵜の目鷹の目の現地記者たちも嘆きの声をあげている。米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は自身のツイッターで「おかしなジェットコースターだ。なんて奇妙なゲームだ」と皮肉交じりに投稿。続けざまに「最初から最後までとてもおかしかったし、面白かった。まぁファンにとっては面白くはないかも」ともツイートした。
また、『The Athletic』のエンジェルス番を務めているサム・ブラム記者も自身のツイッターを更新し、「彼らは6対0としていたが、そのリードを失った。その後に4点差から立ち直るも、またも失った。攻撃陣はいい。でもブルペンが最悪だ」と贔屓チームの現状を嘆いた。
菊池との"花巻東高校対決"を制した大谷の活躍を活かせなかったエンジェルス。今季も投手陣の奮起が彼らの浮沈のカギを握りそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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1勝1敗で迎えた同カードで勝ち越しを狙うホームチームの幸先は悪くなかった。相手先発の菊池雄星を攻め立てると、ハンター・レンフローと大谷翔平の一発などで5回までに6点差とした。
中盤まではまさに勝ちゲームという内容だった。しかし、これをエンジェルスにとって課題の投手陣が守り切れない。6回に6失点で追いつかれると、続く7回には4失点であっさりと逆転を許したのである。
それでもこの日は打線が奮起する。3点差にまで追い上げて迎えた9回裏には今季の防御率0.00だった相手守護神ジョーダン・ロマーノを攻略。一気呵成の攻撃で3点をもぎ取って同点とした。
がしかし、それでも勝ち切れないのが、ここ数年のエンジェルスである。タイブレーク方式(延長時に無死2塁からスタートする)で始まった延長10回表に守護神のカルロス・エステベスを起用するも連打を浴びて、あっけなく2点を勝ち越されてしまう。
同じくタイブレーク方式によって始まった10回裏には1点差として2死一、三塁で大谷が打席に立つも、相手左腕ティム・メイザのインコース攻めを前に二塁ゴロであっけなく凡退。エンジェルスは文字通りの乱打戦を落として連敗となった。
決してブルージェイズが良かったわけではない。それでも投打がかみ合わずに、疲労の溜まる試合を落としたエンジェルスには、鵜の目鷹の目の現地記者たちも嘆きの声をあげている。米メディア『The Athletic』などに寄稿しているブレント・マグワイア記者は自身のツイッターで「おかしなジェットコースターだ。なんて奇妙なゲームだ」と皮肉交じりに投稿。続けざまに「最初から最後までとてもおかしかったし、面白かった。まぁファンにとっては面白くはないかも」ともツイートした。
また、『The Athletic』のエンジェルス番を務めているサム・ブラム記者も自身のツイッターを更新し、「彼らは6対0としていたが、そのリードを失った。その後に4点差から立ち直るも、またも失った。攻撃陣はいい。でもブルペンが最悪だ」と贔屓チームの現状を嘆いた。
菊池との"花巻東高校対決"を制した大谷の活躍を活かせなかったエンジェルス。今季も投手陣の奮起が彼らの浮沈のカギを握りそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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