アジア・スポーツ界を代表するライジングスターが、歴史的な金字塔を打ち立てた。
4月8日に開催されたブライトンとのプレミアリーグの第30節で、トッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWのソン・フンミンは、アジアの選手として初めてプレミアリーグ100ゴールを達成した。
2015年にレバークーゼンから鳴り物入りでやってきてから約8年。苦労を重ねてきたソン・フンミンはようやく歴史を紡いだ。開始早々の10分に左サイドから切れ込む得意の形から右足を一閃。鮮やかなカーブを描いたボールは、ゴール右上隅に突き刺さった。
サッカー史に残る大記録の誕生は、当然のように彼の母国である韓国のファンとメディアを大いに沸かせた。そして、サッカー専門サイト『InterFootball』は、試合後に本人が発した「アジアの選手たち、特に韓国の選手たちがこの偉業を見て、自分たちもできると信じてくれるよう願っている。僕は若手たちの良い手本となるべく、大きな責任を負っている」というコメントを引用し、メジャーリーグで二刀流を続ける大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)との共通点を説いたのである。
同サイトが引き合いに出したのは、大谷が先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中に発した、次のコメントだ。
「日本のファンもそうですし、もちろん台湾だったり、韓国とか、今回は予選で残念ながら負けてしまったと思うんですけど、僕らが勝っていって優勝することによって"次は自分たちも"という、そういう気持ちになるんじゃないかと思います。そのふたつだけではなくて、中国もそうだし、まだまだ日本も大きくなる可能性を持っています。そのためにも、勝ちっていうのが、いちばん大事だと思います」
ともにアジアを代表するスーパースターらしさを象徴する言動だと言える。それを並べて称賛した同メディアの指摘は、日本でも大きく報じられ、韓国国内でも小さくない話題となった。
依然として彼らを称賛する声が目立っている。大手日刊紙『朝鮮日報』は「WBCで日本を世界一に導いた大谷翔平の言葉を想起するファンは多かった。ソン・フンミンと大谷のような世界トップの選手がアジア圏の有望選手に励ましのメッセージを送っている」と指摘。そして、韓国のニュースサイト『Hankooki』は「韓国はもちろん、他のアジアの選手たちにも、彼らが最高峰の舞台でやっていけるという自信を植え付けたソン・フンミン。彼は実力、そして心構えも完璧であることを改めて証明した」と強調し、次のように続けた。
「ソン・フンミンと大谷。サッカー界と野球界でワールドクラスの選手として君臨しているふたりは、自身にとって最高の瞬間に他人を思いやり、希望を届けることで、実力だけでなく、人格も、世界最高の選手であることを証明した」
競技も違えば、世界的な知名度も異なる。それでもアジアの"後輩たち"を慮る気持ちは、ソン・フンミンも、大谷も変わらないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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4月8日に開催されたブライトンとのプレミアリーグの第30節で、トッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWのソン・フンミンは、アジアの選手として初めてプレミアリーグ100ゴールを達成した。
2015年にレバークーゼンから鳴り物入りでやってきてから約8年。苦労を重ねてきたソン・フンミンはようやく歴史を紡いだ。開始早々の10分に左サイドから切れ込む得意の形から右足を一閃。鮮やかなカーブを描いたボールは、ゴール右上隅に突き刺さった。
サッカー史に残る大記録の誕生は、当然のように彼の母国である韓国のファンとメディアを大いに沸かせた。そして、サッカー専門サイト『InterFootball』は、試合後に本人が発した「アジアの選手たち、特に韓国の選手たちがこの偉業を見て、自分たちもできると信じてくれるよう願っている。僕は若手たちの良い手本となるべく、大きな責任を負っている」というコメントを引用し、メジャーリーグで二刀流を続ける大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)との共通点を説いたのである。
同サイトが引き合いに出したのは、大谷が先のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)期間中に発した、次のコメントだ。
「日本のファンもそうですし、もちろん台湾だったり、韓国とか、今回は予選で残念ながら負けてしまったと思うんですけど、僕らが勝っていって優勝することによって"次は自分たちも"という、そういう気持ちになるんじゃないかと思います。そのふたつだけではなくて、中国もそうだし、まだまだ日本も大きくなる可能性を持っています。そのためにも、勝ちっていうのが、いちばん大事だと思います」
ともにアジアを代表するスーパースターらしさを象徴する言動だと言える。それを並べて称賛した同メディアの指摘は、日本でも大きく報じられ、韓国国内でも小さくない話題となった。
依然として彼らを称賛する声が目立っている。大手日刊紙『朝鮮日報』は「WBCで日本を世界一に導いた大谷翔平の言葉を想起するファンは多かった。ソン・フンミンと大谷のような世界トップの選手がアジア圏の有望選手に励ましのメッセージを送っている」と指摘。そして、韓国のニュースサイト『Hankooki』は「韓国はもちろん、他のアジアの選手たちにも、彼らが最高峰の舞台でやっていけるという自信を植え付けたソン・フンミン。彼は実力、そして心構えも完璧であることを改めて証明した」と強調し、次のように続けた。
「ソン・フンミンと大谷。サッカー界と野球界でワールドクラスの選手として君臨しているふたりは、自身にとって最高の瞬間に他人を思いやり、希望を届けることで、実力だけでなく、人格も、世界最高の選手であることを証明した」
競技も違えば、世界的な知名度も異なる。それでもアジアの"後輩たち"を慮る気持ちは、ソン・フンミンも、大谷も変わらないようだ。
構成●THE DIGEST編集部
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