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MLB

ドカベン級の絶妙ヒットに「奇跡だ」の声! ダルビッシュ有を襲ったアンラッキー2連発に反響相次ぐ「ありえない」

THE DIGEST編集部

2023.04.11

終盤まで粘りの投球を見せていたダルビッシュ。そんな彼を襲ったのはアンラッキーなヒットだった。(C)Getty Images

終盤まで粘りの投球を見せていたダルビッシュ。そんな彼を襲ったのはアンラッキーなヒットだった。(C)Getty Images

 さしものベテランエースでもどうにもならない“不運”な当たりだった。

 現地4月10日に行なわれたニューヨーク・メッツ戦にダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)が先発登板。7回1/3(104球)を投げて、被安打6、5失点、2四死球、5奪三振という内容で降板。相手エースのマックス・シャーザーとの投げ合いに敗れた。

 この試合で小さくない話題となったのは、ダルビッシュが見舞われたアンラッキーなヒットだ。

 2点ビハインドで迎えた7回のマウンドに立った背番号11に対し、攻勢を強めたメッツは無死二塁の好機を演出。ここで打席に入ったルイス・ギロームは送りバントを敢行。三塁線へと転がった打球はファウルになるかならないかの絶妙な場所で止まった。
 
 不運はこれだけでは終わらなかった。続くエデュアルド・エスコバーの犠牲フライでメッツに1点を奪われたダルビッシュは、なおも1死一塁で迎えたトーマス・ニドを完全に打ち取る……も、なんと力ないボテボテの打球は三塁線上でストップ。ふたたび打ち取った内野ゴロがフェアゾーンに残ったのだ。

 決して狙ったわけではない。しかし、水島新司の名作漫画「ドカベン」に登場する巧打者・殿馬一人が披露する「G線上のアリア(ファウルライン上にボールを停止させる打法)」を想起させるヒットにアメリカのファンも興奮。ツイッター上では「ありえない」「どうして2度も起きるんだ」「奇跡だ」といったコメントが溢れかえった。

 無論、当人たちも驚きと、そして“嘆き”の声を上げる。試合後にMLB公式サイトなどの取材に応じたニドが「どんなことでも上手くいったらそれでいいよ。僕らは何かを起こしたんだ」と笑った一方で、ダルビッシュはこう漏らしている。

「ああいうのは年に一度くらいは見るかもしれないですけど、今回は1イニングに2回もあった。打たれた僕はアンラッキーだったのか、むしろあれをみられてラッキーだったのか。それはわかりませんね」

構成●THE DIGEST編集部

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