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MLB

「中継ぎは良いんだ!」打撃妨害からの逆転負けにエンジェルス監督も落胆。連日の“守備崩壊”で「勝利は遠い」

THE DIGEST編集部

2023.04.16

結果的にベテラン右腕のテペラが打ち込まれる形で敗れたエンジェルス。しかし、失点のキッカケとなったのは相次ぐ失策だった。(C)Getty Images

結果的にベテラン右腕のテペラが打ち込まれる形で敗れたエンジェルス。しかし、失点のキッカケとなったのは相次ぐ失策だった。(C)Getty Images

 連日の逆転負けに指揮官も肩を落とした。

 現地時間4月15日、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックス戦に「3番・DH」としてスタメン出場したロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、6回に一時勝ち越しのセンター前タイムリーを放つなど、4打数2安打1打点と活躍。昨季から続く連続試合出塁も「36」に更新したが、チームは7対9で敗れた。

 立ち上がりから互いに点を取り合い、1点リードで試合終盤を迎えたエンジェルスだったが、8回に1イニング2度の打撃妨害が影響して3点を奪われると、得点を返せずに無念の逆転負け。9年ぶりのプレーオフ進出を目指す今季だが、7勝7敗と早くも貯金がなくなった。

 現時点では8勝6敗のテキサス・レンジャーズに次ぐアメリカン・リーグ西地区2位に位置しているものの、拙守が目立つ試合内容が続いているだけに「大丈夫だ」と言える状況だ。
 
 MLB公式サイトによると、試合後にエンジェルスを指揮するフィル・ネビン監督は、「勝てるチャンスがあった」と率直な感想を吐露。自チームのパフォーマンスについて、「ブルペンは本当に良かったと思う」と収穫を口にしながらも、「我々はいくつかのミスを犯し、勝利から遠ざかってしまった」と続け、逆転負けの悔しさを露わにした。

 また、地元紙『Orange County Register』が掲載した記事内では、「いつもと違うミスを犯した」とのコメントが紹介されているネビン監督。とりわけ8回に起きた捕手マット・サイスの守備妨害には、「このレベルであれをしてしまうと、今日のような結果になる」とゲキ。そして「もっと上手くできるはずだ。みんなそれを知っている」と発破をかけた。

 前日の試合でもアンソニー・レンドーンの2度にわたるエラーから失点して敗れていたエンジェルス。ここまで勝率5割だが、フラストレーションの溜まる敗戦が少なくない。指揮官の言う「勝てる試合」を落とさないためにも、守備の乱れを改善したいところだが……。

構成●THE DIGEST編集部

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