堂々の“デビュー”だ。
4月16日、横須賀市で行なわれたイースタン・リーグの西武ライオンズ戦に、横浜DeNAベイスターズの新助っ人トレバー・バウアーが登板。4回(53球)を投げ、被安打4、6奪三振で、無四球、無失点と圧倒。二軍戦ながら上々の日本初マウンドを終えた。
アメリカでのスキャンダルがあり、実戦そのものが約2年ぶりという緊張のマウンドもバウアーは危なげなくこなした。この日に記録した最速は156キロ。カットボールやスライダー、スプリットチェンジなど全ての変化球を試投しながら感覚を確かめるように投げ込んだ。
来日後も慎重に調整を続けてきたバウアー。2020年にサイ・ヤング賞を手にした大物投手ぶりをいきなり発揮した32歳には、彼の母国メディアやファンをも唸らせ、一挙手一投足に熱視線が注がれた。
そのなかで最も多くの反響が寄せられたのは、初回に2死一塁の場面で陽川尚将から三振を奪った直後に見せた振る舞いだ。両手を天高くつき上げたバウアーは、すかさず刀を鞘におさめるようなパフォーマンスを披露したのである。
これはバウアーがメジャーリーグ時代から行っていた独特のパフォーマンスである。時にそれが煽りに見えるために、ライバルチームから反発を買うことも少なくないが、熱心な野球ファンにはお馴染みの振る舞いなのだ。
バウアーの一連の振る舞いを試合の模様を生配信していた横浜のYouTubeチャンネルをチェックした米ポッドキャスト番組「WBC Central」のホストを務めるショーン・スプラドリング氏は自身のツイッターで「バウアーは日本に“刀”を持ち込んだ」と強調し、興味津々といった様子だ。
さらに米メディア『D2 Athletics』のクリス・ベーカー記者も「マイナーの試合であることを考えたらやりすぎな気もする」と前置きしたうえで、「しかし、バウアーがいることで野球はより良くなる」と期待を寄せた。
多くの注目を集めるなかで、たしかな投球技術を見せつけたバウアー。そのパフォーマンスは、1軍でのピッチングが楽しみになるものだった。
構成●THE DIGEST編集部
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アメリカでのスキャンダルがあり、実戦そのものが約2年ぶりという緊張のマウンドもバウアーは危なげなくこなした。この日に記録した最速は156キロ。カットボールやスライダー、スプリットチェンジなど全ての変化球を試投しながら感覚を確かめるように投げ込んだ。
来日後も慎重に調整を続けてきたバウアー。2020年にサイ・ヤング賞を手にした大物投手ぶりをいきなり発揮した32歳には、彼の母国メディアやファンをも唸らせ、一挙手一投足に熱視線が注がれた。
そのなかで最も多くの反響が寄せられたのは、初回に2死一塁の場面で陽川尚将から三振を奪った直後に見せた振る舞いだ。両手を天高くつき上げたバウアーは、すかさず刀を鞘におさめるようなパフォーマンスを披露したのである。
これはバウアーがメジャーリーグ時代から行っていた独特のパフォーマンスである。時にそれが煽りに見えるために、ライバルチームから反発を買うことも少なくないが、熱心な野球ファンにはお馴染みの振る舞いなのだ。
バウアーの一連の振る舞いを試合の模様を生配信していた横浜のYouTubeチャンネルをチェックした米ポッドキャスト番組「WBC Central」のホストを務めるショーン・スプラドリング氏は自身のツイッターで「バウアーは日本に“刀”を持ち込んだ」と強調し、興味津々といった様子だ。
さらに米メディア『D2 Athletics』のクリス・ベーカー記者も「マイナーの試合であることを考えたらやりすぎな気もする」と前置きしたうえで、「しかし、バウアーがいることで野球はより良くなる」と期待を寄せた。
多くの注目を集めるなかで、たしかな投球技術を見せつけたバウアー。そのパフォーマンスは、1軍でのピッチングが楽しみになるものだった。
構成●THE DIGEST編集部
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