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WBC制覇が好影響!? ヌートバーが刻む“驚異の数値”にカーディナルス指揮官も脱帽「彼は出塁する方法を知っている」

THE DIGEST編集部

2023.04.17

今季1号を放ってチームメイトと喜びを分かち合うヌートバー(21番)。その表情には自信が満ち溢れていた。(C)Getty Images

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で生まれた勢いそのままに、日本代表戦士が躍動している。セントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーだ。

 現地4月16日に本拠地で行なわれたピッツバーグ・パイレーツ戦に「7番・センター」で先発したヌートバーは、1対3で2点を離されていた6回裏に今季1号となる同点2ランホームランを放った。

 待望の一発だ。

 6回2死二塁の好機で迎えた第3打席に相手先発ミッチ・ケラーと対峙したヌートバーは、初球に投じられた内角高めのカットボールをコンパクトに捉える。そしてライナー性の当たりで飛んでいった打球はぐんぐんと飛距離を伸ばし、ライトスタンドに着弾した。

 歓喜に包まれた球場の声援に応えるように、WBCで話題となった「ペッパーミルパフォーマンス」を披露したヌートバー。本人も「点を取りたいと思っていたし、良いスイングができたと思う」と自画自賛のバッティングだった。
 
 開幕して間もなく左手親指の挫傷で、約2週間の離脱を余儀なくされていたヌートバー。だが、世界大会で自信をつけた影響は大きく、彼は持ち味を存分に発揮している。打率.286ながら、出塁率は.667、長打率.714、OPSは1.381と軒並みハイアベレージを記録。スモールサンプルながら一躍ブレイクの兆しを見せている。

 そんな25歳の若武者には、オリバー・マーモル監督も米スポーツ専門局『ESPN』の取材で「かなりの自信が見えるね」と高い評価を下している。

「ラーズは出塁する方法を知っている。彼はストライクゾーン以外の球には手を出さないんだ。そしてゾーンの中に球が来れば、それを強く叩く。今日もまた四球を選んでいたし、ホームランの時のスイングは本当に良かったよ」

 侍ジャパンでの経験を経て、一回り成長した感のあるヌートバー。今季はさらなる活躍が期待できそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】待望の一発! ヌートバーのライナー弾