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MLB

「オオタニはなんでもできる」敵の隙を突いた“神走塁”! 大谷翔平の野球IQに米実況も感嘆「去年ならアウトだ」

THE DIGEST編集部

2023.04.16

相手の守備陣が見せた一瞬の隙を見逃さなかった大谷。その走塁が好機を生んだ。(C)Getty Images

相手の守備陣が見せた一瞬の隙を見逃さなかった大谷。その走塁が好機を生んだ。(C)Getty Images

 積極果敢な走塁が球場を大いに盛り上げた。

 現地4月15日に敵地で行なわれたボストン・レッドソックス戦に、大谷翔平は「3番・指名打者」で先発出場。6回の第4打席で勝ち越しとなるタイムリーヒットを放つなど、4打数2安打1打点と活躍した。

 大谷の意識の高さが垣間見えたのは、6対6で迎えた6回の第4打席、タイムリーヒットを打った直後の局面だ。2死二塁で、相手左腕リチャード・ブライアーが投じた外角へのフォーシームをセンター前へ打ち返すと、二塁走者のテイラー・ウォードが一気に生還する。

 ここでレッドソックスのセンターを守っていたキケ・ヘルナンデスが本塁へ送球するのだが、そこを背番号17は見逃してはいなかった。内野の中継を挟まずにボールがホームへ転々とする間に二塁へ滑り込んだのだ。
 
 相手守備陣に生じた一瞬の綻びを見逃さなかった大谷。この“神走塁”には現地実況からも賛辞が送られた。

 試合中継を担っていた米スポーツ専門局『Bally Sports West』で、実況を務めたウェイン・ランダゾ氏は「去年までだったらアウトでしたが、今年はベースが大きくなっています。それを理解しているオオタニが長い脚を突き出してスライディングした」と18インチ(約45.7センチ)四方となった新ルールを交えてコメント。これに解説のマーク・グビサ氏も「オオタニは本当に何でもできるんだ」と続いた。

 文字通り一挙手一投足に熱視線が注がれる形となった大谷。惜しむらくは、36試合連続出塁という自己最長記録も作った彼の奮闘がチームの勝利(7対9)に繋がらなかったことだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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