日本が誇る異才の『ショウタイム』に、米球界生粋の”大谷翔平マニア”も目が釘付けになったようだ。
ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地21日に行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板。「2番・投手兼指名打者」でスタメンに名を連ねた今シーズン5度目の二刀流デーで、今季最高のピッチングを本拠地のファンに披露した。
大谷は初回、ロイヤルズ打線からいきなり三者連続三振を奪う素晴らしい立ち上がり。わずか12球で終えると、2回以降も三振の山を築き、ランナーを出しても後続を併殺打で打ち取ってピンチの芽を摘み取る。
6回には先頭打者に、この試合2個目の四球を出すが、そこからが圧巻だった。続くジャッキー・ブラッドリーJr.をカーブで空振りに斬って取ったのを皮切りに、ボビー・ウィットJr.を157キロのストレート、MJ・メレンデスを再び緩いカーブで空振りを奪い、三者連続三振。7回にもスイーパーを軸に3人から三振を奪い、なんと6者連続三振をマークする離れ業をやってのけた大谷。異才はこの回でマウンドを降りた。
今季5度目の先発マウンドは102球を投げ、2安打、2四球、11奪三振と圧巻の投球だった大谷。これで今季の防御率は0.64となり、アメリカン・リーグトップに浮上。28イニングで38奪三振もリーグ首位、1イニングごとに許した走者の数を示すWHIPは0.82(リーグ6位)と驚異的な数字となった。
大谷の後を受けたリリーフ陣は8、9回をゼロで抑え、エンジェルスは2対0でロイヤルズに勝利。連敗を「2」で止め、勝率を5割に戻した。
二刀流スターの躍動に現地メディアも大きく反応している。米放送局『Fox Sports』は米投球分析家ロブ・フリードマン氏の動画を引用し、6者連続三振を奪った直後の動画に炎の絵文字を添えて、大谷の快投を報じた。
そして、稀代の”大谷翔平マニア”として知られる同局の名物アナリストであるベン・バーランダー氏は大谷の降板直後にツイッターを更新。「ショウヘイ・オオタニは本当に、バカげているよ!5試合を終えての防御率は0.64。MLBの規定投球回に達している先発投手の中で最もいい数字だ!」と綴り、ロイヤルズ打線を完全沈黙させたピッチングに賛辞を贈った。
前回から中3日と短い登板間隔だった大谷は「体調は良かった」と言い、「しっかり寝られてある程度フレッシュな状態で入れたので、あまり気にすることなくいい登板だった」と試合後に答えた。配球に関しては「カーブを織り交ぜながら、バランス良く投げられた」と振り返り、「前回よりは球の出来も良かったし、後半は疲れてたと思うので、そこはもう少しですね」と次回に向け課題を口にした。
大谷の快投で10勝10敗と、勝率を五分に戻したエンジェルス。今季も二刀流スターがチームを牽引していく。
構成●THE DIGEST編集部
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ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地21日に行なわれたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板。「2番・投手兼指名打者」でスタメンに名を連ねた今シーズン5度目の二刀流デーで、今季最高のピッチングを本拠地のファンに披露した。
大谷は初回、ロイヤルズ打線からいきなり三者連続三振を奪う素晴らしい立ち上がり。わずか12球で終えると、2回以降も三振の山を築き、ランナーを出しても後続を併殺打で打ち取ってピンチの芽を摘み取る。
6回には先頭打者に、この試合2個目の四球を出すが、そこからが圧巻だった。続くジャッキー・ブラッドリーJr.をカーブで空振りに斬って取ったのを皮切りに、ボビー・ウィットJr.を157キロのストレート、MJ・メレンデスを再び緩いカーブで空振りを奪い、三者連続三振。7回にもスイーパーを軸に3人から三振を奪い、なんと6者連続三振をマークする離れ業をやってのけた大谷。異才はこの回でマウンドを降りた。
今季5度目の先発マウンドは102球を投げ、2安打、2四球、11奪三振と圧巻の投球だった大谷。これで今季の防御率は0.64となり、アメリカン・リーグトップに浮上。28イニングで38奪三振もリーグ首位、1イニングごとに許した走者の数を示すWHIPは0.82(リーグ6位)と驚異的な数字となった。
大谷の後を受けたリリーフ陣は8、9回をゼロで抑え、エンジェルスは2対0でロイヤルズに勝利。連敗を「2」で止め、勝率を5割に戻した。
二刀流スターの躍動に現地メディアも大きく反応している。米放送局『Fox Sports』は米投球分析家ロブ・フリードマン氏の動画を引用し、6者連続三振を奪った直後の動画に炎の絵文字を添えて、大谷の快投を報じた。
そして、稀代の”大谷翔平マニア”として知られる同局の名物アナリストであるベン・バーランダー氏は大谷の降板直後にツイッターを更新。「ショウヘイ・オオタニは本当に、バカげているよ!5試合を終えての防御率は0.64。MLBの規定投球回に達している先発投手の中で最もいい数字だ!」と綴り、ロイヤルズ打線を完全沈黙させたピッチングに賛辞を贈った。
前回から中3日と短い登板間隔だった大谷は「体調は良かった」と言い、「しっかり寝られてある程度フレッシュな状態で入れたので、あまり気にすることなくいい登板だった」と試合後に答えた。配球に関しては「カーブを織り交ぜながら、バランス良く投げられた」と振り返り、「前回よりは球の出来も良かったし、後半は疲れてたと思うので、そこはもう少しですね」と次回に向け課題を口にした。
大谷の快投で10勝10敗と、勝率を五分に戻したエンジェルス。今季も二刀流スターがチームを牽引していく。
構成●THE DIGEST編集部
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