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MLB

「一体いつまで待てばいい?」またも“炎上降板”の藤浪晋太郎に地元メディアも我慢の限界!? 制球難に「別人だ」と嘆き

THE DIGEST編集部

2023.04.23

この日は課題の制球に苦しんだ藤浪。波の激しい彼の投球状態には地元メディアからも厳しい声が上がった。(C)Getty Images

この日は課題の制球に苦しんだ藤浪。波の激しい彼の投球状態には地元メディアからも厳しい声が上がった。(C)Getty Images

 今季に海を渡ったサムライがもがいている。オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎だ。

 現地4月22日に敵地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦で、藤浪は今季4度目の先発登板。初回に101マイル(約162.5キロ)の4シームを投げ込むなどボールの力強さは感じさせたが、3回途中(72球)を投げて、被安打7、4四死球、8失点で降板。自身4連敗となった。

 初回に2点の援護をもらった。がしかし、藤浪は早々に制球面の課題を露呈した。1回裏にいきなり先頭打者を四球で歩かせると、4番のアドリス・ガルシアに同点2ランを被弾。続く2回裏は自身の暴投でピンチを招くと、マーカス・セミエンにタイムリーヒットを打たれてあっさりと逆転を許した。

 その後も投球を修正することができず、連続タイムリーを浴びるなど一挙5点のビッグイニングを創出された藤浪。3回にもマウンドに上がるが、先頭打者を歩かせ、暴投で得点圏にランナーを進めさせてしまうと、9番のレオディ・タベラスをセンターフライに打ち取ったところで交代を命じられた。
 
 余計な四死球で自ら不利な状況に追い込まれ、ストライクを取ろうとするあまり、甘いボールを痛打される悪循環にふたたび陥った。またしても藤浪は課題の制球難が己を苦しめる格好となったのである。

 移籍当初の期待とは裏腹に、開幕から不安定な状態が続いている藤浪には、地元メディアからも厳しい言葉が飛び始めている。アスレティックスの専門サイト『Athletics Nation』はチームが3対18で大敗した結果も含めて「大恥をかいた。酷い敗北だ」と糾弾。そのうえで背番号11の投球内容については辛辣な意見を寄せた。

「開幕前にかなりの期待を集めたフジは前回登板でようやく復調の兆しが見えていた。がしかし、今日の彼は別人のようだった。再び長いイニングを消化できなかったのだ。チームはフジにローテーションの居場所を約束しているが、現実的にどこまで我慢ができるだろうか? 一体いつまで待てばいいのだろうか? もう1試合? もう1か月か? いずれにしても早く事態を好転させなければ、ブルペンに置くことも検討すべきだ」

 防御率も14.40、WHIP2.07と先発としては役割をこなせているとは言い難い藤浪。それだけにここからどう立て直していくかは興味深いところではある。

構成●THE DIGEST編集部

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