日本人バッターの無双に敵将もお手上げだったようだ。
現地23日、ボストン・レッドソックスはミルウォーキー・ブルワーズと対戦。敵地で吉田正尚のバットが火を噴いた。吉田は「4番・左翼」で先発出場。初回に先制点となる犠牲フライを放ち1打点を挙げると、圧巻だったのは1点をリードされた8回だった。
この回にレッドソックス打線が爆発。吉田の前を打つ3番ジャスティン・ターナーが今季第2号ソロホームランで同点に追い付くと、続く吉田もカウント1-2から4球目のカーブをとらえ、右中間へ突き刺す弾丸ライナーで勝ち越しの第2号ソロホームラン。
打線の勢いは止まらず、この回さらに2点を追加。打者一巡し、なおも2死満塁でふたたび打席に立った吉田は、今度は4球目のスライダーをライトスタンド2階席へと運ぶ。第3号は豪快なグランドスラムとなり、ブルワーズにトドメの一撃を見舞った。29歳の日本人は、1イニング2本の本塁打を放つ離れ業をやってのけた。
レッドソックスの4番バッターに2本のアーチを食らった敵将も脱帽した。米日刊紙『The Portland Press Herald』によると、ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督は吉田に勝ち越しホームランを打たれた4番手のマット・ブッシュについて「彼はこの前のシアトルで大きなアウトを取ってくれたんだが」と言い、「今日は彼にとって、悪い1日になってしまったようだ」と吉田の打棒が上回っていたことを認めている。
他にも、ブルワーズのあらゆる情報を発信するサイト『Brew Crew Ball』は「レッドソックスが8回怒涛の9得点でブルワーズを沈めた」と大量得点を許し、5対12で試合に敗れたことを伝えた。
記事のなかでは「1点のリードを保つため、カウンセル監督はブッシュを起用したが、レッドソックスの勢いを止められず、この回だけで6安打、3四球。さらにヨシダには2本塁打を浴び、満塁ホームランで締めくくられて、12対4とボストンにリードを広げられた」と吉田をはじめ、レッドソックスの猛打に言及。「ブッシュはわずか1/3イニングで4失点、ハビー・ゲラは1回2/3イニングで5失点し、敗戦投手となった」と救援陣崩壊を嘆いた。
バットがようやく復調した吉田。この日6打点を挙げ、OPSが.619から.729と、1日で.100以上もアップ。小さな"マッチョマン"の大活躍は、チームにとっても大きな1勝となった。
構成●THE DIGEST編集部
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この回にレッドソックス打線が爆発。吉田の前を打つ3番ジャスティン・ターナーが今季第2号ソロホームランで同点に追い付くと、続く吉田もカウント1-2から4球目のカーブをとらえ、右中間へ突き刺す弾丸ライナーで勝ち越しの第2号ソロホームラン。
打線の勢いは止まらず、この回さらに2点を追加。打者一巡し、なおも2死満塁でふたたび打席に立った吉田は、今度は4球目のスライダーをライトスタンド2階席へと運ぶ。第3号は豪快なグランドスラムとなり、ブルワーズにトドメの一撃を見舞った。29歳の日本人は、1イニング2本の本塁打を放つ離れ業をやってのけた。
レッドソックスの4番バッターに2本のアーチを食らった敵将も脱帽した。米日刊紙『The Portland Press Herald』によると、ブルワーズのクレイグ・カウンセル監督は吉田に勝ち越しホームランを打たれた4番手のマット・ブッシュについて「彼はこの前のシアトルで大きなアウトを取ってくれたんだが」と言い、「今日は彼にとって、悪い1日になってしまったようだ」と吉田の打棒が上回っていたことを認めている。
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記事のなかでは「1点のリードを保つため、カウンセル監督はブッシュを起用したが、レッドソックスの勢いを止められず、この回だけで6安打、3四球。さらにヨシダには2本塁打を浴び、満塁ホームランで締めくくられて、12対4とボストンにリードを広げられた」と吉田をはじめ、レッドソックスの猛打に言及。「ブッシュはわずか1/3イニングで4失点、ハビー・ゲラは1回2/3イニングで5失点し、敗戦投手となった」と救援陣崩壊を嘆いた。
バットがようやく復調した吉田。この日6打点を挙げ、OPSが.619から.729と、1日で.100以上もアップ。小さな"マッチョマン"の大活躍は、チームにとっても大きな1勝となった。
構成●THE DIGEST編集部
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