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「注目に値する」1イニング2発の“離れ業”吉田正尚をレ軍監督が絶賛! 地元紙は「407フィートの満塁弾」に熱視線!!

THE DIGEST編集部

2023.04.25

1イニング2本塁打の離れ業を演じた吉田にレ軍指揮官とチームメイトからは称賛の声が挙がった。(C)Getty Images

1イニング2本塁打の離れ業を演じた吉田にレ軍指揮官とチームメイトからは称賛の声が挙がった。(C)Getty Images

 現地23日、ボストン・レッドソックスの吉田正尚が離れ業を演じた。敵地でのミルウォーキー・ブルワーズ戦に「4番・レフト」で先発出場した日本人が大きく脚光を浴びたのは8回だった。

 レッドソックスが3番ジャスティン・ターナーのソロ本塁打で同点に追い付くと、続く吉田は右中間へ第2号勝ち越しソロホームラン。さらに、打者一巡で回ってきた第5打席にも3号満塁弾をライトスタンド2階席に放った。

 2打席連続、それも「1イニング2本塁打」は日本人選手ではメジャー史上初。さらに球団記録では、2008年にデイビッド・オルティス以来、15年ぶり5度目の快挙だった。4打数2安打2本塁打6打点と大暴れだった吉田の活躍で、レッドソックスが12対5と大勝した。
 
 29歳の”マッチョマン”の躍動に、地元メディアも賛辞を惜しまない。レッドソックスの地元紙『MASS Live』は「ボストンは8回に4対4の同点に追いつくと、ヨシダが自らのソロ本塁打でレッドソックスに勝ち越しをもたらした」と記し、「これだけではない。さらに、2アウトからヨシダが右翼席へ407フィートのグランドスラムを放ち、12対4と逆転した」と殊勲の活躍を大きく報じた。

 指揮官やチームメイトも吉田の打棒を称賛しているようだ。米放送局『ESPN』によると、アレックス・コーラ監督は「彼はどうやったら強い打球を打ち上げることができるか分かっている」と評し、「彼は今日2球、いいボールが来た。2本目は注目に値するアーチだ」と高く評価した。

 吉田の前に押し出し四球を選んだジャスティン・ターナーは「ヨシダと同じことをしようと思ったけど、ストライクを投げてくれなかったんだ」と冗談を交えながら「自分のことのように、彼のことを嬉しく思う。このシリーズを通して、ずっと質の高い打席が続いているのは本当に素晴らしい」と称えた。

 卓越したバッティングでチームメイトからの信頼も日増しに大きくなる吉田。試合後は「今日は本当にいい日です」と答え、「でも、まだシーズンは始まったばかり。シーズン中も準備を続け、ハードなプレーを続けたい」と同メディアに語っている。現地24日から始まるボルティモア・オリオールズ戦でも、チームの4番を担う日本人の打棒に大きな期待が寄せられるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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