４月27日、今シーズン開幕直前に失踪した中日のジャリエル・ロドリゲスは、自身のインスタグラムを更新。亡命報道から沈黙を破り、現在の想いを打ち明けた。

　2020年8月に支配下登録されたロドリゲス。2年目までは主に先発として起用されたものの安定感を欠き、リリーフへ転向。その後は、球団史上最速タイの161キロのストレートを武器に打者を圧倒し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にするなど中日のブルペンで欠かせない存在となった。

　３月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）にはキューバ代表として参加していた右腕だが、来日予定日になっても姿を見せず、これまで連絡が途絶えていた。開幕直前のまさかの出来事に関係者は慌てたようだ。

　そして開幕から約１か月が経過。ロドリゲスは中日のユニホーム姿の画像を掲載するとともに、「この写真は僕にとって素晴らしい思い出です。３年間応援してくれたドラゴンズファンには感謝しています。また急に契約を破棄したことをお詫びしたいです」と報告。
  　そして「MLBでプレーしたいという夢を追うことにしました。キューバ出身では叶えられないことです」と想いを打ち明けた右腕は、「これまでの情熱、信念、やり遂げる力があれば叶えられると思っています」と力強く語った。

　日本の野球ファンは彼の身勝手な行動に怒りを示す。ネット上には「気持ちは理解できても容認は出来ない」「最初から契約するな」「最低限の礼儀は通すべきだった」「グリエルの悪夢再び」「ドラゴンズの状況見ると素直に応援できないなぁ」などと書き込まれた。

　今年2月に球団と2年契約を結んだばかりの26歳。中日は４月27日現在、８勝12敗でセ・リーグ最下位に沈んでいる。

構成●THE DIGEST編集部

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