４月28日、佐々木朗希が京セラドーム大阪で行なわれているオリックス戦に先発。今シーズン３試合に登板し３勝、20イニング無失点、防御率0.00と無双していた21歳の剛腕が初回に今季初失点を喫した。

　ロッテの若きエースは初回、２死二塁の局面で、今季にフリーエージェントでオリックスに新加入した４番の森友哉を迎える。

　その初球だった。145キロのフォークが真ん中に甘く入ったところを森は見逃さず、ライトへのタイムリー二塁打でオリックスが幸先良く先制点を奪い、森は塁上でガッツポーズ。佐々木に今季初失点が記録され、連続無失点イニングが「20回2/3」でストップした。
  　佐々木の今季”初失点”に米記者も即反応した。日本のプロ野球を中心にスポーツ関連の記事を寄稿しているジェイソン・コスクリー記者はツイッターに「ロウキ・ササキから今季初となる2点適時打を放ったのはトモヤ・モリだ。ササキは今シーズン、開幕から20.2イニング無失点と好調だった」と佐々木の今季初失点をツイート。

　続けて「モリは初球のフォークを二塁打にした」と佐々木のウイニングショットであるフォークを捉えたと呟いた。

　他にも、MLBに精通している米スポーツジャーナリストのエイダン・リッチモンド氏も試合前にツイッターを更新。「ロウキ・ササキは今日（アメリカでは明日）、4度目の先発登板となる。今季は無失点で、パ・リーグで最も高い打率を誇るオリックス・バファローズを相手に、この状態をキープできるだろうか」と綴り、佐々木の無失点記録がどこまで伸びるのか、MLB識者の中でも注目されていた。

　佐々木は２回に三者連続三振、３回にはタイムリーを打たれた森に自己最速タイ164キロをマークしてゼロに抑えたが、４回にオリックス打線につかまり３点を失った。試合は４回を終わり、オリックスが３点をリードしている。

構成●THE DIGEST編集部

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