5月3日、いよいよ横浜DeNAの超大物助っ人トレバー・バウアーが本拠地で1軍デビューを迎える。2020年のサイ・ヤング賞右腕は、ここまでイースタン・リーグで3度先発。4月28日の同リーグ・ロッテ戦で93球を投じてから中4日の登板になるが、投げるには問題ないことを強調している。
周囲の期待が膨らむなか、記念すべき1軍初登板を前に、バウアーの周辺で”ある騒動”が起きている。ひと悶着があったのは、球団公式ツイッターが1日に投稿した1本の動画だった。バウアーが三振を奪った際に見せる『刀パフォーマンス(SWORDセレブレーション)』を披露しながら「皆さまも、ぜひ一緒にやりましょう」と呼びかけていた。
球団公式がアップした動画に対し、チームの守護神を担う山﨑康晃が異を唱えた。同投手は「公式が煽るな。あほちん。ノーリスペクト。もっと違うやり方がある」とリプライし、苦言を呈したのだ。
その後、山﨑は2日に再びツイッターを更新し、「確かにみんなの言う通り。今日球団の方とお話しします。お騒がせしました」と投稿。「今日も変わらず元気やらせてもらう」と綴っていた。
しかし、この発言が思わぬ所に飛び火した。米人気ポッドキャスト『Talkin' Baseball』の公式ツイッターはバウアーの”刀パフォーマンス”の動画を紹介しながら「チームメイトのヤスアキ・ヤマサキがこう反応した」と綴り、山﨑のコメントを、“Don’t be an idiot. This is disrespectful. There are better ways to go about this”(バカにするな。これは失礼な話だ。もっといい方法があるはずだ)と紹介した。
山﨑の直接の批判の矛先は球団だった。しかし、「公式が煽るな」という部分が抜け落ち、『山﨑がバウアーを批判している』というように米国では伝わってしまったようだ。
そして同日夕方過ぎ、山﨑は再度ツイッターを更新。「僕の発信した内容が意図しない形で海外で受け取られ、僕が彼を悪く言うような捉え方をされてしまいました」と報告。自分の真意とは違う報道に戸惑いながらも、ハマの守護神は「バウアーと話して、しっかり気持ちを伝える事が出来ました」と強調。「バウアーは一緒に優勝を目指す大切なチームメイトです」と記し、笑顔でバウアーと収まるツーショット写真を投稿。サイ・ヤング賞投手との”共闘”を宣言し、改めて25年ぶりの優勝を目指した。
バウアーも山﨑の投稿をリプライし、「私はツイッターで、メディアによって私が意図したように受け取られなかったことを言ったことがあり、時には物事が翻訳で失われる」と自身も同じような経験があったと触れ、「それはすべて私の友人の良いことです。言いたいことはわかる」と山﨑が発言した意図に理解を示した。
この投稿に日米ファンを中心に二人へ激励のコメントが溢れている。「コミュニケーションは大事!優勝目指して!!!」「円満にいって良かった!」「チーム一丸で横浜頂戦へ!」「ヤスアキが言ってたように煽るんじゃなくて、相手をリスペクトしないとダメだよね。それが野球!」「バウアーが先発勝利、ヤスアキがセーブなら激アツいな」「2人お立ち台とかだといいなー」など、サイ・ヤング賞投手とハマの守護神の共闘にエールが送られている。
4月は16勝7敗の貯金「9」で、セ・リーグ首位で終えた横浜DeNA。絶好調なチームにグラウンド内外で話題を振りまく元メジャーの大物助っ人が3日、ついに横浜スタジアムのマウンドに立つ。はたして、バウアーはどんなピッチングを見せるのか。そして、自身の代名詞となる”刀パフォーマンス”を披露する機会は訪れるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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周囲の期待が膨らむなか、記念すべき1軍初登板を前に、バウアーの周辺で”ある騒動”が起きている。ひと悶着があったのは、球団公式ツイッターが1日に投稿した1本の動画だった。バウアーが三振を奪った際に見せる『刀パフォーマンス(SWORDセレブレーション)』を披露しながら「皆さまも、ぜひ一緒にやりましょう」と呼びかけていた。
球団公式がアップした動画に対し、チームの守護神を担う山﨑康晃が異を唱えた。同投手は「公式が煽るな。あほちん。ノーリスペクト。もっと違うやり方がある」とリプライし、苦言を呈したのだ。
その後、山﨑は2日に再びツイッターを更新し、「確かにみんなの言う通り。今日球団の方とお話しします。お騒がせしました」と投稿。「今日も変わらず元気やらせてもらう」と綴っていた。
しかし、この発言が思わぬ所に飛び火した。米人気ポッドキャスト『Talkin' Baseball』の公式ツイッターはバウアーの”刀パフォーマンス”の動画を紹介しながら「チームメイトのヤスアキ・ヤマサキがこう反応した」と綴り、山﨑のコメントを、“Don’t be an idiot. This is disrespectful. There are better ways to go about this”(バカにするな。これは失礼な話だ。もっといい方法があるはずだ)と紹介した。
山﨑の直接の批判の矛先は球団だった。しかし、「公式が煽るな」という部分が抜け落ち、『山﨑がバウアーを批判している』というように米国では伝わってしまったようだ。
そして同日夕方過ぎ、山﨑は再度ツイッターを更新。「僕の発信した内容が意図しない形で海外で受け取られ、僕が彼を悪く言うような捉え方をされてしまいました」と報告。自分の真意とは違う報道に戸惑いながらも、ハマの守護神は「バウアーと話して、しっかり気持ちを伝える事が出来ました」と強調。「バウアーは一緒に優勝を目指す大切なチームメイトです」と記し、笑顔でバウアーと収まるツーショット写真を投稿。サイ・ヤング賞投手との”共闘”を宣言し、改めて25年ぶりの優勝を目指した。
バウアーも山﨑の投稿をリプライし、「私はツイッターで、メディアによって私が意図したように受け取られなかったことを言ったことがあり、時には物事が翻訳で失われる」と自身も同じような経験があったと触れ、「それはすべて私の友人の良いことです。言いたいことはわかる」と山﨑が発言した意図に理解を示した。
この投稿に日米ファンを中心に二人へ激励のコメントが溢れている。「コミュニケーションは大事!優勝目指して!!!」「円満にいって良かった!」「チーム一丸で横浜頂戦へ!」「ヤスアキが言ってたように煽るんじゃなくて、相手をリスペクトしないとダメだよね。それが野球!」「バウアーが先発勝利、ヤスアキがセーブなら激アツいな」「2人お立ち台とかだといいなー」など、サイ・ヤング賞投手とハマの守護神の共闘にエールが送られている。
4月は16勝7敗の貯金「9」で、セ・リーグ首位で終えた横浜DeNA。絶好調なチームにグラウンド内外で話題を振りまく元メジャーの大物助っ人が3日、ついに横浜スタジアムのマウンドに立つ。はたして、バウアーはどんなピッチングを見せるのか。そして、自身の代名詞となる”刀パフォーマンス”を披露する機会は訪れるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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