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4連勝で意気上がるレ軍の原動力は吉田正尚!? 米専門メディアが「MLBトップクラスの外野手トリオのひとりだ!」と強調

THE DIGEST編集部

2023.05.03

今季5号ソロを放った吉田。ここまでの出色のパフォーマンスに米メディアも注目している。(C)Getty Images

 ボストン・レッドソックスの吉田正尚は現地時間5月2日、本拠地フェンウェイ・パークで行なわれたトロント・ブルージェイズ戦に「6番・DH」で先発出場し、今季5本目となる本塁打を含む2安打を記録した。点の取り合いとなった試合は8回に決勝点を挙げたレッドソックスが7対6で勝利している。

 この試合でも背番号7のバットが冴え渡った。2点リードで迎えた4回1死走者なしの第2打席、ブルージェイズ先発の菊池雄星から、今季第5号となるソロホームランを放つと、5回の第3打席でもランナーを二、三塁に置いた状況でレフトへのタイムリー安打。前日に続いてのマルチ安打で、1本塁打2打点をマークした。これで12試合連続安打と、驚異的な結果を叩き出している。

 チームもこれで4連勝、5球団すべてが勝率5割を超えるという熾烈な争いが展開されているアメリカン・リーグ東地区で、確実に貯金を積み上げている。5月に入って負けなしのレッドソックスでは、攻守両面で存在感を示す吉田を筆頭に、外野陣の奮闘を称える声が聞こえてくる。

 米野球専門サイト『Fansided』は、ここまでのレッドソックス外野3選手を「MLBトップクラスの外野手トリオだ!」と評した。2020年から在籍しているアレックス・バーデューゴ、2021年に加入のジャレン・デュラン、そして吉田の活躍が、今季のレッドソックスにおける"原動力"だと主張する。
 
 守備が飛躍的に向上したというバーデューゴ、打撃と守備が高い評価を受けるデュランとともに、同メディアは吉田のパフォーマンスにも賛辞を送った。今季MLB初挑戦の29歳に対して「ボストン・レッドソックスが昨年オフ、ビッグフリーエージェントとして契約したマサタカ・ヨシダが印象的な活躍を見せている」と小さな"マッチョマン"に着目する。

 続けて、「東京オリンピックとワールド・ベースボール・クラシックで金メダルを獲得した彼は、シーズンのスタートが遅く、開幕後は成績が低迷した」とシーズン序盤の不振を振り返りつつ、「日本の打率王がMLBに活躍の場を移し、多くの憶測があったが、これまでのところマサは極めて順調だ」と直近の吉田の活躍を称えている。

 同メディアは3選手のほかにも、先月負傷離脱となったアダム・デュバル外野手の復帰見込みについても触れ「3人の外野手が目覚ましいプレーを続けている。デュバルが戻ってきて、ボストン・レッドソックスが彼をこのラインナップにどのように適合させるかを見るのは興味深い」と見解を示した。

 新たな環境で苦しんだ時期があったものの、現在は期待以上と言っていい成績を残している吉田。現地メディアからも上々の評価を受けながら、ここからさらに自身の実力を示していく。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】”マッチョマン”吉田正尚が豪快な5号ソロ!