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痛恨6連敗も大谷翔平の攻略法をカ軍は掴んだ!? 元巨人のマイコラスが心境を吐露「これが野球だ」

THE DIGEST編集部

2023.05.06

元巨人でエンジェルス戦に先発したマイコラス(右)が大谷(左)について語った。(C) Getty Images

 現地時間5月2日から4日にかけての3連戦で、今季初対戦が行なわれたセントルイス・カーディナルスとロサンゼルス・エンジェルス。侍ジャパンのチームメイトだったエンジェルスの大谷翔平とカーディナルスのラーズ・ヌートバーが相まみえることもあり、大いに注目を集めた。

 結果はエンジェルスの3連勝。カーディナルスは前カードのロサンゼルス・ドジャース戦から合わせて6連敗となった。また、ホームで迎え撃った二刀流スター・大谷翔平には、前評判以上のパフォーマンスを見せつけられている。

 それでも、その大谷が先発マウンドに登った2戦目は勝利まで目前に迫っていた。序盤からリードを許した1、3戦目とは異なり8回まで試合をリードする。打線も5回終了時で大谷から13三振を喫するも4点を奪い、日本人右腕をマウンドから引きずり下ろしている。

 結局、9回高井にジェイク・ラム、マイク・トラウトの一発攻勢の前に逆転を許し、力尽きることとなったカーディナルス。大谷の記録的なピッチングを目の当たりにしながらも、連敗脱出まであとわずかだったこの日のゲームを、MLB公式サイト『MLB.com』では選手のコメントなども交えて振り返っている。
 
 そのなかで、「カーディナルスは、オオタニに自責点4を記録させ連敗を4で止めるかのように見えたが、9回にリリーフのジオバニー・ガイエゴスが打たれ、エンジェルスが6対4で逆転勝利を収める瞬間を見ることとなってしまった」と試合の戦況を説明している。

 そのうえで、この日本塁打を含む2安打を放ったノーラン・ゴーマンのコメントを掲載。「オオタニのミスを突く甘い球を探し、彼をノックアウトするために必要なことをした」と大谷攻略の手応えを語ったとしている。

 さらに、この日のカーディナルス先発は巨人でもプレーしていたマイルズ・マイコラス。日本のファンにも馴染みのある同投手については「エンジェルスを5回2/3で3失点に抑えたマイコラスはオオタニとの対決を歓迎していた」と同メディアは紹介しており、続けて「マイコラスは味方が得点を挙げてリードを受けたあとに降板したが、結局カーディナルスはまたもや痛恨の敗戦を喫することになった」と振り返った。

 また、マイコラス自身によるコメントも掲載されており、記事を見てみると「厳しい敗戦だが、これが野球であり、長いシーズンでは様々な状況の変化にも向き合わなければならない」と述べ、この日の敗戦について同投手が語った心境を伝えている。

 本拠地で連敗を止めることが出来なかったカーディナルスにとってエンジェルスとの3連戦は、前人未到のプレーを披露する二刀流スターの勢いを痛感するシリーズとなったと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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