専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

昨季からの変貌ぶりに絶賛の声! 菊池雄星、破竹の5連勝に米メディアも高評価「苦しんだ2022年とは対照的だ」

THE DIGEST編集部

2023.05.08

今季5勝目を挙げた菊池。昨季とは大きく変わった姿を見せている。(C) Getty Images

今季5勝目を挙げた菊池。昨季とは大きく変わった姿を見せている。(C) Getty Images

 トロント・ブルージェイズの菊池雄星は現地時間5月7日、ピッツバーグ・パイレーツ戦に先発し、6回1/3を無失点に抑え、今季5勝目を手にした。チームも10対1と大勝、パイレーツ戦3連勝を飾っている。

【動画】菊池雄星、パイレーツ戦の好投をチェック!
 散発4安打、今季初めて7回のマウンドにも上るなど、敵地PCNパークのマウンドで躍動した。立ち上がりは、初回の先頭打者を四球で出塁させたものの、相手打線を2回までノーヒットに抑えた。その後も危なげないピッチングが続き、6回にこの日初めてランナーを2人溜め、2死二、三塁の場面を招くも、スイッチヒッターのロドルフ・カストロをサードゴロに仕留め切り抜けている。7回途中で降板するまで、終始、安定感が揺らぐことは無かった。

 ブルージェイズ打線もこの日は5回までで5点を挙げ菊池を援護し、9回にも5点を加えるなどパイレーツを攻守で圧倒する結果となった。

 菊池は前回登板のボストン・レッドソックス戦では5失点を喫し、5回途中でマウンドを降りるという内容だったものの、このパイレーツ戦では一転して好ピッチングを展開した。これで無傷の5連勝、チームの勝ち頭となるなど、スターターとして目覚ましい活躍を見せている日本人左腕には、米メディア『Sportsnet』も今季のパフォーマンスに称賛の声を送っている。

 同メディアはこの日のピッチングの内容、結果を伝えるとともに「彼は今シーズン、7回の先発のうち5回で1失点以下という成績を残している。注目すべきは、4月9日のアナハイムでの4.1回6失点の乱調と、先週のボストンで4.1回5失点の乱調という2回の不調から、すぐに修正していることだ」として、打ち込まれた登板の直後に好結果を残している点を称えた。

 さらに、今回の舞台となったPCNパークは、リリーフに専念していた昨年9月以来だったと記しており「約8か月後、再びピッツバーグ・パイレーツと対戦したキクチは、6回1/3を投げ抜き、10対1で勝利し、3ゲームスウィープに貢献した」として、昨季の自身の役割や置かれている状況が大きく異なることを強調している。

 その上で「苦しんだ2022年とは対照的」と現在の好調ぶりを評し、さらに「再びパイレーツ戦で投げた菊池は、どれだけ成長したかを表現してみせた」と賛辞を並べた。

 この日はピッチャー返しが身体に当たるシーンもあったものの、その後も淡々と投げ続けた菊池。頼もしさも増した背番号16への信頼感は、ここからさらに高まり続けていく。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「みんなもズボンを上げて!」吉田正尚の“独特スタイル”に米記者が興奮! 最強ルーキーは「流行の最先端をいく」

【関連記事】「2023年最悪の契約だ!」”炎上”が止まらない藤浪晋太郎に米メディアが痛烈評価!「先発だけでなく中継ぎでも大爆死」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号