ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地時間5月8日、本拠地でのヒューストン・アストロズ戦に3番・指名打者で先発出場し、4打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献している。2本の適時二塁打を放った大谷には多くの称賛の声が集まっているが、3回の第2打席で放った二塁打には米投球分析家のロブ・フリードマン氏からも驚きの声が上がっている。
【動画】決め球に泳がされながらも鋭い打球で二塁打! 2点のビハインドで迎えた3回の打席は、1死一、二塁の場面で相手先発のハンター・ブラウンと対峙。大谷はカウント1-2から外角いっぱいに投じられたナックルカーブに体勢を崩されながらも二遊間を鋭く破る。時速160キロを超える速いゴロの打球は右中間深くに達し、タイムリー二塁打とした。
相手投手のブラウンは昨年9月にメジャー昇格後、最速99マイルの速球と鋭く落ちるナックルカーブを武器に内野ゴロの山を築き、今季の新人王有力候補にも推される球団ナンバーワンのプロスペクト(有望株)だ。大谷への決め球はしっかりと制球された厳しいボールだっただけに、目利きのフリードマン氏も自身のツイッターで「あの球をどうやったら二塁打にできるんだ?」と驚愕のツイート。加えて、「そして時速100マイル(160キロ)以上の打球だ」と驚きの絵文字とともに綴っている。
一方、地元紙『Orange County Register』のエンジェルス番記者ジェフ・フレッチャー氏もこの一打に反応し、やはりツイッターで自身の見解を披露。「昨年、大谷翔平は引っ張ったゴロで.182だったが、今年は.300(30打数9安打)だ」と綴り、今季からのルール変更によって極端な守備シフトが禁止され、ゴロの打球が外野へ抜けやすくなっていることを示唆している。
大谷の活躍もあり、エンジェルスは昨年世界一のアストロズを相手に逆転勝利。3連戦の初戦を幸先よく白星で飾っている。そして現地9日(日本時間10日)の第2戦では、大谷の先発登板が予定されている。
構成●THE DIGEST編集部
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