10月のドラフト会議に向けて各カテゴリーで候補となる選手のアピールが続いているが、ここまで注目度の高さの割にそこまで報道が多くないのが、花巻東の佐々木麟太郎だ。
昨年秋の東北大会では初戦で鶴岡東に敗れて選抜出場を逃し、公式戦は春季大会の花巻地区予選の2試合だけで、まだホームランが出ていないということがその最たる理由と言えるだろう。
また、4月1日に行なわれた「きたぎんボールパーク」のこけら落としとなった早稲田実戦、13日に実施された沖縄での招待試合でも待望の一発は出ておらず、最終学年は比較的静かなスタートとなった印象は否めない。
もうひとつ気がかりなのが体調面だ。早稲田実との試合ではかかとを痛めている影響から指名打者での出場となっており、沖縄の招待試合でも背中の張りを訴えて途中交代し、2日目の試合は欠場。これまでも1年秋には左足すねを疲労骨折し、1年冬には胸郭出口症候群、2年夏には左手人差し指の手術を受けるなど何かしらの故障を抱えてプレーしている時期が非常に長い。これについては、プロのスカウトからも不安視する声が聞こえてくる。
「どうしてもあれだけの体重(117kg)があると下半身への負担は大きくなりますよね。あとスイングも身体を大きく使うので、いろんなところに負荷がかかるのだと思います。1年生の頃から試合に出続けていて、オフの間には手術を受けたりしてトレーニングもそこまでできていないかもしれないですね。いろんな意見がありますが、清宮(幸太郎)が新庄監督に言われて減量したように、佐々木ももう少し体重を落とすべきという声も当然出てくると思います」(セ・リーグ球団スカウト)
何かと比較されることが多い清宮もプロ入り後は度々故障に見舞われており、ようやく1年を通じてプレーできたのは減量に成功した5年目のことだった。佐々木も高校時代にこれだけ故障に苦しんでいることを考えても、身体作りには時間がかかると考えておくのが妥当だろう。
昨年秋の東北大会では初戦で鶴岡東に敗れて選抜出場を逃し、公式戦は春季大会の花巻地区予選の2試合だけで、まだホームランが出ていないということがその最たる理由と言えるだろう。
また、4月1日に行なわれた「きたぎんボールパーク」のこけら落としとなった早稲田実戦、13日に実施された沖縄での招待試合でも待望の一発は出ておらず、最終学年は比較的静かなスタートとなった印象は否めない。
もうひとつ気がかりなのが体調面だ。早稲田実との試合ではかかとを痛めている影響から指名打者での出場となっており、沖縄の招待試合でも背中の張りを訴えて途中交代し、2日目の試合は欠場。これまでも1年秋には左足すねを疲労骨折し、1年冬には胸郭出口症候群、2年夏には左手人差し指の手術を受けるなど何かしらの故障を抱えてプレーしている時期が非常に長い。これについては、プロのスカウトからも不安視する声が聞こえてくる。
「どうしてもあれだけの体重(117kg)があると下半身への負担は大きくなりますよね。あとスイングも身体を大きく使うので、いろんなところに負荷がかかるのだと思います。1年生の頃から試合に出続けていて、オフの間には手術を受けたりしてトレーニングもそこまでできていないかもしれないですね。いろんな意見がありますが、清宮(幸太郎)が新庄監督に言われて減量したように、佐々木ももう少し体重を落とすべきという声も当然出てくると思います」(セ・リーグ球団スカウト)
何かと比較されることが多い清宮もプロ入り後は度々故障に見舞われており、ようやく1年を通じてプレーできたのは減量に成功した5年目のことだった。佐々木も高校時代にこれだけ故障に苦しんでいることを考えても、身体作りには時間がかかると考えておくのが妥当だろう。
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