MLB

「馬鹿げているよ!」エ軍のピンチを救ったレンフローの“スーパー強肩”に米メディアが熱狂!「大学の同級生を刺した」

THE DIGEST編集部

2023.05.19

今季新加入のレンフロー。打棒だけでなくその“超強肩”もエンジェルスの躍進に欠かせない武器だ。(C)Getty Images

 またしても名外野手の強肩が猛威を振るった。

 現地木曜日、ロサンゼルス・エンジェルスは敵地でのボルティモア・オリオールズ戦に臨み、6対5の逆転勝ちを収めた。「3番・指名打者」で先発した大谷翔平は初回に10号ソロを放つと、8回表には内野安打で貴重な勝ち越し点をマーク。5打数2安打2打点と気を吐き、チームの快勝に貢献した。

 その試合の9回裏に飛び出したのが、エンジェルスのライトを守るハンター・レンフローのスーパープレーだ。1点をリードするなか、エンジェルスは抑えの切り札であるカルロス・エステベスが登板。しかし1死ランナーなしから、相手の9番バッターであるアダム・フレイジャーにライト線を破る痛烈な一打を浴びてしまう。

 ここで存在感を示したのがレンフローだ。クッションボールを巧みにキャッチすると、小さな助走から強烈なレーザービームで二塁に滑り込んだフレイジャーを刺したのだ。絶叫してファインプレーを称えるエステベス。その後2死から一、二塁にまで持ち込まれたが、エステベスは最後の打者を見逃し三振に仕留めて今季10セーブ目をマークした。

 まさに勝利をもたらしたレンフローの超強肩。目の覚めるような圧巻プレーに米メディアも熱狂だ。
 
 米メディア『The Athletic』でエンジェルス番のサム・ブラム記者は「なんて馬鹿げたスローだ。あんな体勢から投げるなんて」と絶句。米スポーツ専門局『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「ひとつの動作であの投球はヤバイ。難易度は10点中10点で、ゲームを救ったね」と称え、「もしフレイジャーを非難するならストップすべきだ」と諭した。

 さらにMLB公式サイトは、「レンフローが大学時代のチームメイトを補殺した」と紹介。レンフローとフレイジャーは同い年の31歳で、かつてミシシッピ州立大学で共にプレーした仲だという。

 なんとか3連敗を免れたエンジェルスは、好調オリオールズとの4連戦を2勝2敗で終えた。ふたたび貯金を「1」としている。

構成●THE DIGEST編集部

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