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「いまだメジャー最悪記録を保持するが」藤浪晋太郎が初ホールド!ア軍12連敗阻止も被弾に「もったいない失点」と米メディア痛烈指摘

THE DIGEST編集部

2023.05.30

藤浪はメジャー初ホールドを記録。チームも連敗を「11」で止めた。(C)Getty Images

 オークランド・アスレティックスの藤浪晋太郎が現地29日、本拠地でのアトランタ・ブレーブス戦に救援。3番手でマウンドに上がり、1回を1安打1失点でメジャー初ホールドを記録した。

 今季16試合目の登板となった日本人右腕は3点リードで迎えた8回に登場。いきなり、先頭打者に痛烈な打球を浴びるも、これはレフト正面。続くマット・オルソンにカウント1-1から93.6マイル(約150.6キロ)のスプリットをライトスタンドに叩き込まれたが、続くバッターを三球三振、一邪飛に抑えた。

 チームはその裏、3点を追加しブレーブスを突き放すと、9回をトレバー・メイがゼロに抑え7対2で勝利。今月16日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦(9対8)以来となる美酒を味わい、連敗を「11」でストップした。

 MLB史上最悪のペースで黒星を積み上げている同チームについては、現地メディアも少なからず、その行方に注目しているようだ。米スポーツサイト『Yardbarker』は「アスレティックスがブレーブスを下し、11連敗で止めた!」と泥沼の連敗街道を抜け出したと報じるが、「11勝45敗で、いまだメジャー最悪の記録を保持しているが」とも付け加えている。
 
 同じく米スポーツ専門サイト『Line Star』も、12連敗を阻止したアスレティックスに注目。なかでも、MLB初ホールドをマークした藤浪から追撃のホームランを放ったオルソンに熱視線を送った。

 同サイトはオルソンについて「8回表にシンタロウ・フジナミから怪物的なホームランを打ち、彼が最高の選手であることを証明した。飛距離は413フィート(約125.8メートル)、打球速度は111.7マイル(約179.7キロ)で、93.6マイルのスプリッターから飛び出した」とし、ライトに運んだオルソンが一枚上だったと言及するも「もったいない失点」と指摘した。

 勝率を前日の.182から.196に上げ、2割目前に迫っているアスレティックス。断トツのア・リーグ西地区最下位である事実は変わらないが、背番号11は与えられた場面で、淡々と結果を出し続けていくしかない。

構成●THE DIGEST編集部

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