ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地６月２日、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に１番・投手兼指名打者で先発出場。６回を投げ被安打９、５失点と大荒れのピッチングで今季２敗目を喫したが、ピッチャーゴロでのソフトな対応がメディアやファンの反響を呼んでいる。
 
　話題となっているのは６回の５番カイル・タッカーを迎えた場面。０-１からボテボテの投ゴロに打ち取った大谷は、タッカーの行く手を塞ぐ形で捕球すると、減速した彼を両手で迎え入れるように制する。すると、タッカーも右手を差し出し、大谷がグラブでポンとタッチアウト。最後は大谷が優しく右手で背中をタッチする仕草を見せた。

　この一連のプレーに”ピッチングニンジャ”の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は、「最もフレンドリーなアウトだ」とツイート。この投稿に多くのフォロワーが反応しており、「とてもいい」「大谷だけは愛さなければいけない男だね」「MLB史上最も愛らしい選手であり続けている」「これ良いよね、名シーンがまた一つ」などとコメントが寄せられた。

　今季12度目の先発登板は２発を浴びる苦しい展開となったが、何気ない仕草一つでファンを魅了する大谷。それこそがスーパースターの所以と言えるのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部
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