二刀流スターの異次元パフォーマンスが大きな反響を呼び起こしている。

　ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平が現地６月15日、敵地グローブライフ・フィールドでのテキサス・レンジャーズ戦に２番・投手兼指名打者で先発出場。投げては６回99球、６安打３奪三振２失点と粘りの投球で５試合ぶりの６勝目を挙げ、打ってもア・リーグ本塁打数トップとなる特大22号２ランで５-３の勝利に貢献した。
  　ア・リーグ西地区の首位レンジャーズ相手の４連戦に、３勝１敗と勝ち越したエンジェルス。その立役者はなんと言っても大谷だろう。この４試合で12打数７安打、本塁打４本に８打点の爆発ぶり。打率を.301まで上げ、OPSは両リーグトップの1.002となった。さらに、この日は投手として14度目のリアル二刀流デー。初回に30球を費やしながらも６回を99球でまとめ、１か月ぶりの勝利も手にしたのだ。

　まさに八面六臂の活躍に、現地メディアも驚き呆れるばかりだ。米データ分析社の『Codify Baseball』が公式ツイッターで「大谷翔平はMLB投手相手に打率.301を記録している。MLB打者は大谷翔平に対して、打率は.178だ。これはまさにクレイジーだ」と、大谷の打率の高さと被打率の低さに驚愕すれば、大谷マニアとして知られる『FOX Sports』のMLBアナリスト、ベン・バーランダー氏も「私たちが今、大谷翔平から見ているものを言葉では言い表せない。史上最も才能のある野球選手が、文字通り世界中の誰にもできないことをしている。人々がそれを理解してくれるのを心から願っています。これは特別なんだ」と畏敬の念を込めて綴っている。

　他にも多くの現地メディアがネットやSNS上で、ここ最近の大谷の爆発的な打撃や投手としての異才ぶりを絶賛。改めて“唯一無二”のスーパースターであることを証明している。チームも首位に4.5ゲーム差と迫っており、大谷の快進撃によって９年ぶりのプレーオフ進出にも明るい希望が差し込んできたと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】シリーズ３本目となる逆方向“２階席”弾！

【動画＆画像】大谷翔平の特大ムーンショット＆華麗なバットフリップ！

【画像】日々更新！ 大谷翔平が2023シーズンで魅せる喜怒哀楽の厳選ショット集！